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 【熱狂せよ、パブリックヘルス】女性の健康における社会課題へ挑み続ける - vol.2

 【熱狂せよ、パブリックヘルス】女性の健康における社会課題へ挑み続ける - vol.2

2026.02.13

「医師が病院にいるだけでは守れない健康」があるー

ひどい月経痛をずっと我慢していた20代の女性が、やっと受診した時には不妊症に至っていたこと。出産を無事に終えて帰った女性が、少しして産後うつになっていたこと。

こうした出来事をきっかけとして、産婦人科専門医の 重見大介 氏は、臨床知見と公衆衛生学修士・医学博士として培った研究やデータ解析の視点を組み合わせ、「女性の健康 × 社会課題」に向き合い続けてきました。

本記事では、産婦人科医の道の選択、公衆衛生大学院への進学、ベンチャー企業への参画までの歩み、そして心の中に掲げる「折れない旗」とはー その挑戦の軌跡を紹介します。

熱狂せよ、パブリックヘルス

本シリーズは、パブリックヘルスの領域で活躍するプロフェッショナルが初学者に向けて自らの専門性を語る自伝シリーズです。その専門性に出会った原点や、挫折の先に見つけた希望、そして今も燃やし続けている信念について、熱量を込めて語り尽くします。

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この記事のまとめ

この記事を読むと分かること

  • 女性に関する健康や医療における社会課題とはどのようなものか

  • 公衆衛生で学んだことを社会実装するためのヒント

  • 医療・健康情報の発信におけるコツや注意点

この記事は誰に向けて書いているか

  • 女性に関する健康や医療に関心のある方

  • 公衆衛生で学んだことをどう社会実装しようか悩んでいる方

  • 医療・健康情報の発信をしたい・している方

熱狂せよ、パブリックヘルスシリーズ

  • vol.1:RWDのおかげで親に仕送りできるようになりました(mMEDICI株式会社/廣瀬直紀)

  • vol.2:女性の健康における社会課題へ挑み続ける(産婦人科専門医/重見大介)(本記事)

執筆者の紹介

氏名:重見大介
所属:株式会社Kids Public、日本医科大学(非常勤講師)
専門性:産婦人科専門医、公衆衛生学修士、医学博士。株式会社Kids Public 産婦人科オンライン代表。2010年日本医科大学卒業。「女性の健康 × 社会課題」へのアプローチを活動の軸として、オンラインで女性が専門家へ気軽に相談できる仕組み作りに従事している。他に啓発活動、臨床研究、性教育などに取り組み、SNSや個人ニュースレター(産婦人科医・重見大介の本音ニュースレター)、Yahoo!ニュースを通じて積極的な医療情報の発信をしている。
X(旧Twitter):https://x.com/Dashige1

著書:
病院では聞けない最新情報まで全カバー! 妊娠・出産がぜんぶわかる本(KADOKAWA)
オンライン医療相談だからわかった女性の悩みと健康不安 現場で働く医療者に知っておいてほしいホンネ(金芳堂)
産婦人科研修ポケットガイド(金芳堂)
患者さんの悩みにズバリ回答! 女性診療エッセンス100(日本医事新報社)
膨大な医学論文から最適な情報に最短でたどり着くテクニック(新興医学出版社)など

重見大介
重見大介先生 著書

病院にいるだけでは守れない健康がある

現在の活動に繋がるこれまでの「分岐点」がいくつかありました。

医学生時代にどの診療科へ進もうかと悩んでいた時、病棟実習を通じて「次世代の支えになれる」と感じた産婦人科に決めたことが、全てのスタートです。

臨床現場で働くことはとても楽しく、充実していました。

しかし、ひどい月経痛をずっと我慢していた20代の女性が、やっと受診した時には病気が悪化して不妊症に至っていたこと。さらに、出産を無事に終えて帰った女性が、少しして産後うつになっていたことなど、「医師が病院にいるだけでは守れない健康」があるのだと実感する出来事を、何度も経験しました。

そして、公衆衛生大学院で「自身の視野の狭さに気付いた瞬間」がありました。

これら全ての点が結ばれ、今の私に至っています。

1.女性の健康 × 社会課題への産婦人科医としての挑戦

産婦人科医の重見大介と申します。

現在、産婦人科専門医としての臨床知見に加え、公衆衛生学修士・医学博士として培った研究やデータ解析の視点も組み合わせ、「女性の健康 × 社会課題」を軸に活動しています。

主に株式会社Kids Publicで、経営・サービス代表として事業を推進しながら、医療統括部門として品質担保やコンテンツ作成など、医療に関わる全般を担っています。

会社のミッションは「成育過程の健康を守り、その向上に貢献する」、ビジョンは「誰もが成育過程を健やかに過ごせる社会の実現」です。

また、母校である日本医科大学女性診療科・産科では、研究支援・教育の立場で非常勤講師を務めています。

個人としては、各種メディアでの情報発信、学校等での性教育、医療監修などにも携わり、正確で分かりやすい医療情報が多くの人に届く社会を目指しています。

2.なぜ産婦人科医になり、公衆衛生大学院へ進もうと思ったか

産婦人科は、「次世代の支えになれる」存在

まず、両親や親戚に医師はおらず、医学生の時点でどの診療科へ進むかについて、特別な縛りやこだわりはありませんでした。産婦人科は、生理や出産といった、教科書では分かりづらく自分が体験できない内容も含むため、学生時代はどちらかというと苦手意識があったくらいです。

しかし、病棟実習の中で、医師や助産師、看護師など様々な立場の方が、出産現場では全力で一つのことに集中し、無事に産まれたら皆で喜ぶという経験が、強く印象に残りました。病院には、高齢の患者さんばかりの科や、治らない病気を診る科もあります。そのような中で産婦人科は、「次世代の支えになれる」存在だと感じたのです。

そのようなわけで、医学部卒業時点で産婦人科に決め、初期研修は都内の病院の産婦人科プログラムで2年間を過ごしました。

当時は年間分娩数が3,000件近くあり、救急対応や婦人科手術、悪性疾患など幅広く対応していたためかなりハードでした。しかし、産婦人科での研修の中で(確か、14ヶ月程と記憶しています)、後半では分娩対応や帝王切開の執刀などもさせていただき、非常に充実した日々でした。


その後、母校である日本医科大学女性診療科・産科に入局しました。専門医を目指す専攻医として、「まずは臨床経験をたくさん積んでいこう」と思っていた時期のことです。

ある時、先輩医師にどのくらいでお産を一人でとれるようになれるのか、相談したことがありました。その時、先輩は私を励ます意図で「だいたい2〜3年もすれば誰でもできるようになる。大丈夫だよ」と言ってくれました。

しかし当時の私は、「3年後には皆が同じ程度のレベルになるのか」と、内心とても残念な気持ちになりました(生意気ですよね)。

それから、周囲とどう差をつけられるのか、未来につながる別のことは何ができるのかを考え、卒後3年目から英語論文を書こうと決めました。

最初の一本目は、腹腔鏡手術におけるトロッカー挿入時の工夫についてshort reportを書いたのですが、その際の苦労は今でもはっきりと覚えています。

公衆衛生大学院への進学

その後、順調に産婦人科専門医を取得できたのですが、その頃にもう一つ気にかかったことがありました。診療ガイドラインについてです。

医師としての年数が上がり、ガイドラインを読み込むうちに、一定水準の底上げや標準的指針の普及としては非常に有用で大きな意義があると思います。一方で、「これに従っているだけでは、医師として何のクリエイティビティもないのでは」と感じるようになりました。(今振り返れば、随分と狭い視野だったと思います。当時はやはり生意気でしたね。)

また、そのガイドラインの根拠の弱さも気にかかりました。

例えば、「〇〇が推奨される」と書いてあり、その引用文献が1980年の日本の雑誌だったり、大規模なデータに基づいた研究は海外の文献ばかりで、日本の大規模データは乏しかったりする。その度にとても残念な気持ちになりました。

これらがきっかけとなり、「きちんと論文を読んで解釈し、自身で臨床研究もできる人材になりたい」と、強く思うようになりました。

研究に打ち込むことで新しい知見を創出するという作業が、医師としてのクリエイティビティに直結すると思ったのです。

そこで色々と調べた結果、公衆衛生大学院であれば、必要な知識(疫学、生物統計学、研究デザイン、研究費の獲得手段など)を体系的に学ぶことができると考え、できるだけ早く公衆衛生大学院に進学しようと決意しました。

ちなみに、大学病院にいながら、教授同士のつながりがない他大学院へ進むことは当時珍しいケースで、医局では前例がなかったようです。大学院へ入学できたこと自体は嬉しかったのですが、やはり私の考えと医局の方針とが相入れない部分も多く、進学後半年ほどで医局を辞めることになりました。

結果としてそうなったということであり、後悔はありませんが、キャリアを考える上で大きな転換点となりました。

3.産婦人科領域における社会課題に目を向けてみた

公衆衛生大学院で突きつけられたもの

産婦人科医として働き始めた数年間の私は、「目の前の患者さんにベストを尽くすこと」だけで精一杯でした。

もちろんそれは大切なのですが、公衆衛生大学院に進学したことで、良い意味で、その「視野の狭さ」を突きつけられました。

大学院での授業はディスカッションやワークショップが中心で、臨床とは違う角度から問いを投げかけられます。クラスに産婦人科医は私一人でした。

ある日、クラスメイトから「日本では少子化がとても進んでいる一方で、中絶件数は年間10万件以上もある。産婦人科医はこれをどう考え、どんな取り組みをしているの?」と聞かれました。

私は、その場で言葉に詰まりました。

考えたことがなかったわけではありません。しかし、「自分の考え」としてきちんと向き合い整理したことはなかったのです。クラスメイトにもうまく答えられず、正直かなり恥ずかしかったのを覚えています。

産婦人科領域の社会課題に向き合う日々

そこから修士課程の一年間は、産婦人科領域の社会課題をひたすら考え、言語化する日々になりました。

妊娠・出産関連だけでも、情報格差、経済的負担、地域差、仕事との両立、パートナーシップ、DV・性暴力、避妊や中絶へのアクセス、不妊治療、周産期メンタルヘルスと、課題は無数にあります。

まずは可能な限りリストアップし、それぞれについて「最大の問題・壁は何か」「本当に求められているものは何か」を、徹底的に掘り下げていきました。

制度の不備なのか、情報が届いていないのか、誤解やスティグマなのか、エビデンスが不足しているのか。―――原因を「医療」だけに閉じず、できるだけ視野を広げて考えることを意識しました。

同時に、課題解決のためのアプローチについても考えました。

そこで強く実感したのは、「それぞれの社会課題は、臨床や研究だけで完結して解決できるものではない」ということでした。政策や制度設計、教育、企業の取り組み、地域のネットワーク、そして継続性のある事業。どれも欠かせない要素です。

それらの中で、「最も大きな壁を突破できるアプローチ」を選ぶことが大事なのだと思います。

  • エビデンスが不十分なら、まず研究を。

  • Evidence-practice gapがあるなら、実装研究やガイドライン改訂を。

  • 必要なことは分かっているのに、エンドユーザーの手に届いていないなら、政策や事業で直接的な解決を。


医師としてできることは多い一方で、医師が医療機関にいるだけでは届かない人もいますし、届けられない場所もあります。だからこそ、視野を広げて「あらゆる可能性を考えてみる」こと自体が、最初の一歩になるような気がしました。

4.「女性の健康 × 社会課題」に対する挑戦

そんなわけで、産婦人科という専門性を身につけた自分が、課題解決への一歩を社会に届く形にするにはどうすればよいか。あれこれ遠回りもしながら、PDCAを重ねてきました。

博士課程への進学

まず取った行動の一つが、博士課程への進学です。公衆衛生大学院を一年で卒業し、その翌年のことでした。

臨床現場で迷う瞬間や感じる課題は多いにもかかわらず、診療ガイドラインに書かれていないことは数多くあります。また、「日本での大規模データ研究が、もっとあるべきだ」とも感じていました(自身の研究スキルをさらに磨き、経験を積みたいという気持ちも、もちろんありました)。

そこで、主に大規模データベースを用いた臨床疫学研究を扱う研究室に所属し、産婦人科領域の臨床疫学研究に邁進しました。

質も数も大事にしながら取り組んだ結果、4年間で、筆頭著者として14本、共著者として11本の英語論文を発表することができました。産婦人科領域のトップジャーナルの一つである「Obstetrics & Gynecology」や、感染症領域のトップジャーナルの一つである「Clinical Infectious Diseases」にも掲載することができました。

現在(本稿の執筆時点)では、総引用数が770を超え、頑張ってきてよかったと実感しています(Google scholar)。

研究は地味で孤独な作業も多い一方で、この世に新たな知見を一つ創出できたという瞬間は、最高に熱く、嬉しいものだと感じています。

ただ、研究だけでは解決できない課題も沢山あります(むしろ、ほぼ全てがそうであると感じています)。

論文は世の中を変え得る力を持ちますが、実際に変えていく速度は必ずしも速くはありません。エビデンスがあっても、長く残り続けている大きな課題もありました(日本におけるHPVワクチンの事例が代表例ですね)。

ベンチャー企業への参画

そこで、博士課程進学と同時に踏み出したのが、ベンチャー企業(株式会社Kids Public)への参画でした。

社会実装を可能な限り早く進め、同時にオリジナリティの高いデータを用いた研究もできるよう、サービスの開発と実装に関わるようになりました。

現場のニーズやペインに向き合い、多職種が力を合わせてシステムに落とし込み、改善を回すー

臨床や研究とはまた違う難しさがありますが、ICTの力を使うことで「社会のどこにいても、必要な人に届けられる」という手応えがあるのは、サービス提供・事業ならではだと感じています。

また、マネタイズもきちんとできれば、「研究費がなくなったから取り組みは終了」ともならない点も大きな強みです。

自治体・大学との共同研究でランダム化比較試験を実施し、「サービス提供によって産後うつハイリスク者を有意に減らせる」ことが示せたことは、産婦人科医としても、事業者としても大きな励みになりました(Arakawa Y, et al. BMC medicine vol. 21,1 221. 26 Jun. 2023

多角的な情報発信

情報発信も、私にとっては大きな挑戦です。

確か、コロナパンデミックの渦中にあった2020年頃から、本格的に始めたと記憶しています。

SNSは、最も高い迅速性と拡散性が強みで、医療デマや誤情報が溢れる中で、カウンター的に正しい情報を発信し続けることの意義を感じています(Xアカウントはこちら)。

ニュースレターは、登録していただくというハードルは高いのですが、関心のある方に対して、かなりの確度で深掘りした情報を届けることができます。また、アーカイブしておけば、オウンドメディアとしても運用できます。

産婦人科医・重見大介の本音ニュースレター

メディア出演は、時々お声がけいただいた際に対応することがあり、人気番組や冊子などでは、非常に多くの視聴者・読者の方に知っていただけるチャンスとなります。切り取られるなどの注意点もあり、諸刃の剣な面もありますけどね。

書籍出版も、幸いにして何冊か実現することができました。

本記事の上部にいくつか掲載させていただいていますが、非医療者向けのものも、専門家向けのものも、それぞれに意義を感じています。インターネット時代だからこそ、信頼できる人の情報を冊子で読みたいと思っている方は、思いの外多いのだと実感しています。

積極的な発信は、誤解されるリスクもありますし、医療機関で働いているとデメリットも少なくありません。それでも、届く時には驚くほど多くの方に情報を届けることができます。

目の前の一人を丁寧に診ることと同じくらい、「まだ受診していない方」「医療に抵抗感を持っている方」「若年世代」などに先回りして情報を届けることには、とても大きな意味がある。そう信じて、今も情報発信を続けています。

思春期世代への教育

そして、最も「上流」へのアプローチとして、思春期世代への性教育にも力を入れてきました。

産婦人科医という立場上、女子生徒さんへの話がメインになりやすいのですが、ここ最近は男子校からの依頼も増えています。思春期男子へ正しい情報と知識を伝える機会はとんでもなく重要だと感じています。それこそ、人生を大きく変えるほどに。

学校現場で話す度に、「知らないことが怖さや偏見を生み、相手を傷つけることになる」という現実を突きつけられます。

だからこそ、科学的に正確で、誰かを傷つけない言葉を選びながら、現代における数多くの罠への注意喚起を続けていきたいと考えています。

医師や研究者向けの学び場

さらに、女性の健康にフォーカスした「臨床研究の学び場」として、オンラインコミュニティ(WOMEN’S HEALTH 臨床研究アカデミア)の運営も行っています。規模は数十名ほどですが、若手医師や産婦人科医、助産師の方に多くご参加いただいています。

研究やそのための勉強は、なかなか一人で効率的に続けることが難しく、何からどのように手をつけてよいのか分かりにくいものです。私自身、大学病院にいながら、学ぶために公衆衛生大学院へ進学した経験があり、その悩みを実感した一人です。

私自身も、教える側でありながら、常に学ぶ側でもあります。そのような意識を持ちながら、私のこれまでの知見や生々しい経験、最新のホットトピックを惜しみなく提供する場にしています。

WOMEN’S HEALTH 臨床研究アカデミア

振り返ると、私なりに「女性の健康 × 社会課題」への挑戦を続けてきましたが、それが正解だったのか、最短距離だったのかは、正直なところ全く分かりません。小さな失敗もたくさんありました。

それでも、研究によって見えていなかった事実を浮き彫り(または示唆)にし、事業で実際に困っている方を助ける仕組みを作り、発信で正しい情報が届く範囲を広げ、学校教育で未来の土台をより良いものにし、ニッチなコミュニティで生きた学びを循環させる

それぞれで得た知見を相互に活かしながら、点が少しずつつながって、「女性の健康 × 社会課題」に向き合う自分なりの形の輪郭を作ってきたように感じています。

今も迷いながらではありますが、「愚直に、しかしチャレンジングに、道なき道を切り開いていく。」

これをいつまでも楽しんでいける人生にしたいなと思っています。

5.「折れない旗」を信念として心の中に掲げる

前述のように、悪戦苦闘しながらも、様々な挑戦に並行して取り組んでいます

そのような中で、「折れない旗」を信念として心の中に掲げています。やや恥ずかしさもありますが、最後に少し触れさせてください(ご存知の方は、某人気漫画で登場する雪の中のチョッパーの名場面を思い出していただけたら嬉しいです)。

自身の医師キャリアにおいて大きな挑戦の場であるベンチャー企業(株式会社Kids Public)では、「誰もが成育過程を健やかに過ごせる社会インフラの構築」を目指しており、これを必ず実現させたいと思っています。

このビジョンに向けて、医療倫理、研究倫理、利益相反、マネタイズなど、様々な難しさを両立させていく「道なき道」だと思っています。

個人としては、「信頼できる唯一無二の情報源」になれるようチャレンジしていきたいと考えています。

医師としての臨床知見、研究者としてのエビデンスの取り扱い、「正確さ」と「分かりやすさ・伝わりやすさ」のバランスなどを、誠意を持って保ち続けることを念頭に置いています。

こちらも「道なき道」だと感じていますが、これからAIが普及する時代においては、「人」への信頼の意味がより強まっていくのではないかと思います。

国際情勢が激しく変化し、日本では少子化がとてつもない勢いで進み、医療体制の変化を余儀なくされ、AIが加速度的に発展・普及していく。世はまさに激動の時代です。

そんな時代に生きていることを楽しみながら、「新しいキャリアへの道を自分なりに切り開き、わくわくし続けていきたいそんな風に思っています。

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