
【論文執筆のためのAI活用】最新AIで書く「投稿規定に沿った論文」確認作業をAIで時短!! - vol.5
2025.09.29
渾身の思いで書き上げた論文は、一刻も早く投稿したいですよね。
しかし、その前に立ちはだかるのが投稿規定に合わせたフォーマット調整。 この大きな壁が多くの研究者を悩ませます。
投稿規定は細かく複雑で分量も膨大で、その上ジャーナルごとに異なります。ページ番号や行番号の付与、図表のフォーマット、参考文献スタイル、アブストラクトの構成など、確認すべき事項は山ほどあります。
筆者自身、初めて投稿規定を読んだときは「本当にこれを全部読んで確認するの?」と心が折れそうでした。
特に一度リジェクトされた後、別のジャーナルへ投稿し直す際の再調整は、モチベーションを大きく削いでしまいます。
この記事では、この「投稿規定対応」をAIを使って劇的に効率化する具体的な方法を解説します。
本記事で紹介する方法なら、
必要な規定情報にすぐアクセス
自分の論文の修正が必要な箇所をリストアップ
を可能にし、作業負担は体感で半分以下に。明日から使える具体的な手順をご紹介します。
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- mMEDICI Library | ひらけ、叡智の扉
- この記事のまとめ
- この記事を読むと分かること
- この記事は誰に向けて書かれているか
- 論文執筆のためのAI活用術シリーズ
- 執筆者の紹介
- 編集者
- 監修者
- 1.投稿規定という論文執筆の壁
- 2.投稿規定の確認にはNotebookLMが便利
- 3.NotebookLMで投稿規定を確認する具体的ステップ
- ステップ①:投稿規定ページのURLを取得
- ステップ②:NotebookLMのセットアップ
- ステップ③:チャットで要点を素早く確認
- そのまま使える質問テンプレート
- NotebookLMのマインドマップ機能で投稿規定の全体像を把握
- 講座紹介|新時代の統計解析 AIコーディング講座
- 4.ChatGPTで、原稿と投稿規定との差分を明らかにする
- AI応答の裏を取る(投稿規定のダブルチェック)
- おすすめ:投稿規定に沿った原稿の修正点を確認する最速ワークフロー
- 5.まとめ
- 補足:情報漏洩のリスクを理解する
- 医学研究を学ぶならオンラインスクールmJOHNSNOW
- 講座紹介|新時代の統計解析 AIコーディング講座
- 【YouTubeラジオコンテンツ 耳から学ぶシリーズ】
この記事のまとめ
この記事を読むと分かること
NotebookLMの基本と便利機能の使い方
NotebookLMで投稿規定の要点を出典付きで素早く調べる方法
最新AIを使って投稿規定に沿った原稿の修正点をリストアップする方法
この記事は誰に向けて書かれているか
初投稿や再投稿で論文のフォーマット修正に時間が奪われている方
投稿規定の「どこに何が書いてあるか」を毎回探すのが負担な方
AIでフォーマット修正を時短しつつ、投稿規定の原文を確認しながら進めたい方
論文執筆のためのAI活用術シリーズ
vol.1:最新AIで書く「論理的なIntroduction」作成ガイド Part1
vol.2:最新AIで書く「国際ガイドライン準拠のMethods」 そのまま使えるプロンプトで簡単作成!! Part1
vol.3:最新AIで書く「図で魅せるResults」手書きメモが一瞬で図に!! Part1
vol.4:最新AIで書く「明快なDiscussion」リミテーションにおけるバイアスの整理方法 Part1
vol.5:最新AIで書く「投稿規定に沿った論文」確認作業をAIで時短!! Part1(本記事)
vol.6:最新AIで叶える「スマートな文献検索」最短ステップ
執筆者の紹介
氏名:わたヤク(SNSアカウント名)
所属:病院勤務
自己紹介:病院に勤務する傍ら、臨床研究支援組織にて研究コンサルタントとして活動する薬学博士。様々な臨床研究のデザインや統計解析に携わる。他、筆頭論文が国際的ながんサポーティブケア学会のガイドラインに引用され、自らもシステマティックレビュー委員としてガイドライン作成に携わるなど、研究活動や社会活動も積極的に行っている。その専門知識を活かし、臨床研究におけるAI活用の情報をSNSやブログで積極的に発信。𝕏アカウントは開設から100日で4,000フォロワーを突破し、ブログではAIを活用したデータ解析に関する記事で主要キーワード検索1位を多数獲得。AIと研究を繋ぐ第一人者として、mJOHNSNOWのセミナー講師も務める。
𝕏:https://x.com/ai_biostat
AI医療統計(ブログ):https://ai-biostat.com/
Note:https://note.com/ai_biostat
編集者
氏名:菊池祐介
所属:mMEDICI株式会社
専門性:作業療法学修士。首都大学東京(現東京都立大学)・東京都立大学大学院を卒業後、病院勤務を経て専門学校・私立大学にて作業療法教育、地域共生社会の醸成に向けたリハビリテーション専門職の支援に関する研究に従事。現在は心身の健康とその人らしさの実現に向け、保険内外でのクライアント支援を展開している。作業療法の社会的意義向上を信念に、mMEDICI株式会社に参画。
監修者
氏名:廣瀬直紀
所属:mMEDICI株式会社
専門性:保健学博士・公衆衛生学修士。東京大学・東京大学大学院を卒業後、外資系製薬企業の日本・グローバルにおいて疫学専門家として薬剤疫学・リアルワールドデータ研究に従事。その後、全ての人がアクセス可能な一流の知のプラットフォームを作り、「知に繁栄を、辺野に豊穣を」実現すべく、mMEDICI株式会社を創業。
1.投稿規定という論文執筆の壁
「本文は書けた。なのに、投稿規定対応で足が止まる。」
多くの研究者が直面する“最後の難所”がここです。投稿規定には各誌専用の原稿フォーマットが数千字にわたり詳細に記載されており、情報を探すだけで時間も気力も削られてしまいます。
例えば、PLOS Medicineの投稿規定を抜粋すると、以下のようになります。
ページ番号と行番号:原稿ファイルにはページ番号と連続した行番号を含める
参考文献スタイル:Vancouverスタイル
タイトル:200文字以内(+70文字以内のショートタイトル)
ショートタイトル:70文字以内
アブストラクトのセクション:Background、Methods and Findings、Conclusions
提出物:報告ガイドライン(例:観察研究ならSTROBE)のチェックリスト
投稿規定を守らないと「他もきっと雑なのではないか」と査読者やエディターに思われかねません。
章立ての順序、語数、図表の点数や解像度、参考文献のスタイル――少しの確認漏れによって、論文の科学的価値とは無関係に「基本ができていない」という印象を与えてしまうのです。
そのため、投稿規定のチェック作業を入念に行う必要があります。
投稿規定の抜けや漏れを心配しながら何度も確認するうちに、「気づけば丸一日を費やしていた」というのも珍しくありません。投稿規定の確認・修正作業は、研究者なら誰もが一度は味わう“時間泥棒”と言えるでしょう。
【実際に投稿規定チェック作業に必要な作業の一例】
語数・文字数:タイトル / ショートタイトル / アブストラクト / 本文の上限確認 → オーバー分の削減、見出し語の差し替え
章立ての一致:規定の見出し順(例:Background → Methods → Results → Discussion)への統一、余計な小見出しの統合
要約式:雑誌固有のラベル名・順序・語数の調整(例:Importance, Objective…など)
図表要件:
図:解像度(概ね300〜600dpi)、ファイル形式、配色、フォント、凡例、表記ゆれ整備。
表:文字サイズ、脚注記号(*, †, ‡…)の統一、本文との相互参照の通し番号参考文献スタイル:Vancouver / AMAなど雑誌指定に合わせた体裁(著者名表記、誌名省略形、年・巻・頁、DOI)、文中番号と参考文献リストの完全一致
統計表記:p値の桁・記号(例:p=0.003 / p<0.001)、95%CIの書式(括弧・ハイフン・カンマ)、有効数字の統一
略語:略語リストの作成と本文整合
倫理・登録情報:倫理審査番号、試験登録番号(該当時)の所定欄記載
報告ガイドライン:CONSORT / STROBEなどチェックリストの添付と本文該当箇所のページ指定
著者情報:ORCID、著者貢献、利益相反、資金提供文、データ共有方針、カバーレター
このような膨大な作業を効率化できるのが、今回ご紹介するNotebookLMとChatGPTを用いたチェック方法です。
本記事では、
NotebookLM で投稿規定のポイントを効率よく確認
ChatGPT で原稿の修正点を一括チェック
という具体的なワークフローをご紹介します。
2.投稿規定の確認にはNotebookLMが便利
NotebookLMは、Googleの資料特化型AIリサーチツールです。
PDF、Web、Googleドキュメントなどを「ソース」として読み込み、要約・分析・Q&Aを出典付きで返してくれます。
NotebookLMを使うメリット
必要な情報を効率的に抽出:語数上限、図表要件、ファイル形式、引用スタイルなど、確認したい項目をプロンプトで指示するだけで抽出可能
根拠が明確:回答には出典(該当箇所)が示されるため、その場で根拠を確認できる
ハルシネーションを抑制:ソース資料に基づくため、「応答のブレ」が抑えられる
また、NotebookLMは無料プランでも十分な機能が利用できる点も、導入しやすい理由の一つです。
ハルシネーションとは?
生成AIが、もっともらしいが事実に反する内容や、根拠のない推論を出力してしまう現象。幻覚(=ハルシネーション)を見ているかのように振る舞うことからこのように呼ばれています。【注意点】
個人アカウントでフィードバックを送信した場合、人間のレビュアーによる確認が行われる場合があります。共有したくない情報は送らないよう留意し、Workspace環境での利用を検討してください。
個人の Googleアカウントでログインしてフィードバックを送信していただいた場合、トラブルシューティング、不正使用への対応、改善を目的として、人間のレビュアーがお客様のクエリ、アップロード、モデルの回答を確認することがあります。共有したくない情報は送信されないことをおすすめします。
Google WorkspaceまたはGoogle Workspace for Education をご利用の場合、NotebookLM でのアップロード、クエリ、モデルの回答は、人間のレビュアーが確認することも、AI モデルのトレーニングに使用されることもありません。
3.NotebookLMで投稿規定を確認する具体的ステップ
ステップ①:投稿規定ページのURLを取得
1. 投稿したい雑誌の公式サイトで投稿規定ページを開く
例:PLOS Medicineのホームページ →「Publish」→「Submission Guidelines」

2. 投稿規定ページのURLをコピーする

ステップ②:NotebookLMのセットアップ
1. まずはこちらからNotebookLMへアクセスし、「NotebookLMを試す」からGoogleアカウントでログイン

2. ノートブックを新規作成

3. NotebookLMへ投稿規定をアップロードする
「ソースを追加」の「ウェブサイト」を選択し、先ほどの投稿規定ページのURLを貼り付けて実行 → アップロード完了。

ステップ③:チャットで要点を素早く確認
NotebookLMの画面は以下の3エリアで構成されています。
ソース:アップロードした資料の確認・管理
チャット:AIに指示して要約・情報抽出などを行う
Studio:マインドマップや動画・音声解説などを生成

気になる項目はチャット欄で具体的に質問しましょう。
例えば、以下の項目はチェック必須です。
図表の数
語数上限(タイトル / アブストラクト / 本文)
Figure提出時のファイル形式
参考文献(引用スタイル)の書式
そのまま使える質問テンプレート
チャット欄に貼るだけで、根拠つきの要点リストが返ります。
語数ルール
「語数制限がある全ての項目を教えて。」
アブストラクト形式
「アブストラクトの各セクションの英語名と記載内容を教えて。」
図表の技術要件
「図表に関するルールを全て教えて。」
参考文献スタイル
「引用文献に関するルールを教えて。」
提出物・付属書類
「初回投稿時の提出物とそのファイル形式、オンライン入力が必要なものを全て教えて。」
論文タイプ別のルール・例外規定
「Article Type別に特有のルールを教えて。」
例えば「アブストラクトの文字制限はいくつですか?」と質問すると、以下のように回答してくれます。

NotebookLMでは回答の根拠となるソースの該当箇所を示してくれる機能がとても便利です。 AIによる回答に加え、必ず投稿規定の原文も確認しましょう。
重要ポイント①
回答横の出典アイコンをクリックするとソース資料の中から根拠となる記載を確認できます。NotebookLMのマインドマップ機能で投稿規定の全体像を把握
論文誌の投稿規定は数千語にわたるため、本文の構成、語数の上限、図表や参考文献の形式、付属書類まで、多岐にわたるルールが盛り込まれています。
最初から最後まで丁寧に目を通そうとすると膨大な時間がかかり、「どこに何が書いてあったか分からなくなる」「例外ルールを見落とす」といった困りごとに直面することが多いです。
そこで役立つのが、NotebookLMの「マインドマップ機能」です。
投稿規定を読み込ませると、長い文章を章立てごとに整理し、階層的に可視化してくれます。全体像を一枚で俯瞰できるので、どこから手を付ければよいか、どの項目を重点的に確認すべきかが一目で分かります。
マインドマップの作成方法は画面右側「Studio」から選択するだけです。

マインドマップは、全体の見取り図を確認しながら、気になる項目のノードをクリックすればその内容について質問できるため、内容を体系的に把握するときに便利です。

例えば「アブストラクト」に関する規定を確認してみましょう。各ノードの端にある『 > 』をクリックすると展開され、さらに詳細な項目を一覧できます。

これで「アブストラクト」のフォーマットやルールの要点を素早く把握できます。さらにノードをクリックすれば詳細内容や出典が確認できます。

最初から全文を読み込むのではなく、まずマインドマップ機能で投稿規定の全体像を俯瞰することで、確認作業の負担を大幅に軽減できます。
(続きはページの後半へ)
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「コードを一つも書かずに解析をやり遂げる」世界を目指して、CursorなどのAIエディタの基礎知識の習得や、AIエディタを使った基本的な統計解析技術を習得していきます。さらに発展編として、因果推論の手法(IPW とParametric g-formula)に加え、AI で解析を自動化(以下、AI 駆動解析)する方法を学びます。
4.ChatGPTで、原稿と投稿規定との差分を明らかにする
前半では、NotebookLMに投稿規定を読み込ませ、確認したい要件を根拠付きで素早くアクセスし、さらにマインドマップで執筆規定の全体像を俯瞰する方法をご紹介しました。
ここからは、実際の原稿と執筆規定を一括でチェックし、修正点=“原稿と投稿規定の差分”をリストアップするための3ステップをご紹介します。
おすすめのAIモデルはGPT-5(本記事執筆時点)です。
1. 投稿規定ページをPDFに変換
ChatGPTに投稿規定を読み込ませる場合には、ブラウザの印刷機能で投稿規定ページ全体をPDF化するのがおすすめです。

2. 原稿と投稿規定をアップロード
原稿と投稿規定を同時にアップロードします。WordやPDFなど、アップロード可能なファイル形式であれば問題ありません。

3. 原稿が投稿規定に沿っているかを一括チェック
以下のプロンプトを送信します。
添付した投稿規定と論文原稿を確認し、論文のフォーマットが投稿規定に沿っているか徹底的に調べ上げて差分をリストアップしてください。入力画面:

AIの回答:

このように、本来は何時間もかかる作業が数秒で完了し、修正点が一覧化されます。これを参考にしながら、以降は修正作業に注力することができます。
AI応答の裏を取る(投稿規定のダブルチェック)
実際に修正を行う前に、リストアップされた修正点が投稿規定に準拠したものであるかを必ず確認しましょう。
これは、ハルシネーションによって投稿規定に書かれていないルールを指摘する可能性があるためです。
そこで、投稿規定の原文を参照しAIによる応答の裏を取っておくと、安心して修正作業に入ることができます。
この確認作業もNotebookLMが効率化してくれます。
重要ポイント②
AIが指摘した箇所についてNotebookLMを使ってソース資料の中から根拠を探しましょう。例えば、上記のChatGPTからの回答の「3. アブストラクト構成」では、
現原稿:Background / Patients and methods / Results / Conclusion
投稿規定:Background / Methods and Findings / Conclusions
とあり、現原稿の「Patients and methods」と「Results」を「Methods and Findings」に統合するべきと提案されています。
そこで、AIが指摘した箇所についてNotebookLMを使ってソース資料の中から根拠を探しましょう。
NotebookLMに「アブストラクトの区切り見出しについて教えて」と質問します。

NotebookLMの応答から出典を確認すると、実際の投稿規定にも間違いなく書いてあることが確認できました。

このように丁寧に確認することで、ハルシネーションによる誤りもきちんとケアすることができ、安心して投稿規定のチェックを仕上げることができます。
おすすめ:投稿規定に沿った原稿の修正点を確認する最速ワークフロー
最後に、今回ご紹介した、
①ChatGPTで原稿と投稿規定の差分チェック
②指摘事項の根拠をNotebookLMで確認
この一連の作業をさらに極限まで効率化する具体的手順をご紹介します。
この方法はハルシネーションにもケアしつつ、投稿規定に沿った原稿修正を大幅に効率化できるのでおすすめです。では、早速手順を確認しましょう。
1. 「4.ChatGPTで、原稿と投稿規定との差分を明らかにする」の手順通り、GPT-5に原稿と投稿規定を添付して以下のプロンプトを送信します。
添付した投稿規定と論文原稿を確認し、論文のフォーマットが投稿規定に沿っているか徹底的に調べ上げて差分をリストアップしてください。
2. ChatGPTによる差分チェックの回答全体をコピーします。

3. NotebookLMのアップロード画面で「コピーしたテキスト」を選択し、先ほどコピーしたChatGPTの解答を貼り付けて「挿入」を選択。

4. 続けてソースアップロード画面から「ウェブサイト」を選択し、投稿規定ページのURLを貼り付けて「実行」を選択します。

5. NotebookLMにソースのアップロードが完了したらチャット欄で以下のプロンプトを送信します。
指摘された原稿修正点について、投稿規定の該当箇所をpoint-by-pointで一覧にして。
これにより、ChatGPTの指摘ポイントに沿って投稿規定の該当箇所を確認できます。
効率よく投稿規定の原文を確認することで、万が一のハルシネーションの不安も払拭し原稿の修正に集中できます。

5.まとめ
本記事では、論文執筆の“最後の難所”である投稿規定へのフォーマット調整を、生成AIを活用して短時間で確実に仕上げる方法を解説しました。
前半では、NotebookLMに投稿規定のURL(またはPDF)を読み込ませ、語数上限・図表要件・ファイル形式・引用スタイルなど、必要なルールを迅速に抽出する方法をご紹介しました。
この際、必ず原文の該当箇所を確認して根拠を押さえることで、安心して修正作業に進めます。
後半ではGPT-5で原稿と投稿規定を比べ、差分を体系的にリストアップする方法をご紹介しました。
AIへの指示一つで修正点を一望でき、必要な修正作業の抜け漏れを防ぐことができます。 この時も大切なのはファクトチェックです。
NotebookLMで原文を参照し、AIの指摘内容を裏付けることが重要です。 この「AIによる差分チェック→原文確認」の往復が、スピードと正確さを両立させる鍵となります。
実際の原稿修正作業では、以下の3ステップがおすすめです。
GPT-5に原稿と投稿規定を渡して差分を抽出
NotebookLMで根拠を確認しながら原稿を修正
気になる点をNotebookLMで再確認し、2.と3.を繰り返して仕上げ
このワークフローと取り入れることで、フォーマット調整にかかる時間と労力は体感で半分以下に削減できます。 それにより確保できた時間を本文と図表の磨き込みに回し、論文の質をさらに高めましょう。
本記事の手順が、みなさんの論文執筆を少しでも効率的に、そして前に進める助けとなれば幸いです。
研究に役立つTipsやAI活用の最新情報は𝕏で発信しています。ぜひフォローして最新情報をご確認ください(リンク: https://x.com/ai_biostat)。
補足:情報漏洩のリスクを理解する
ChatGPTやGeminiといった生成AIに入力したデータは、情報漏洩のリスクが伴います。
例えば、ユーザーが入力した情報(プロンプトやアップロードしたファイル)がAIモデルの学習や品質改善のために利用されることがあります(オプトアウト可能な場合が多い)。
また、サービスによっては不正利用の監視などを目的に、人間のレビュワーが入力内容を確認する場合もあります。これにより、入力内容が意図せず第三者の目に触れてしまう可能性もゼロではありません。
機密情報は原則入力しないことを留意するとともに、情報漏洩リスクを抑えるためAIの学習に利用させない設定(オプトアウト)を確認するなど、各サービスの利用規約やプライバシーポリシーを必ず確認しましょう。
ChatGPTでは以下の手順で入力データがモデルの改善・学習に使われないようオプトアウト設定ができます(詳細はこちら)。
1. 左下のアイコンから設定画面を開く

2. 「データコントロール」タブの「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにする

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