
MPH
【京都大学SPH受験】直前からでも諦めない、6月から始める極限の合格戦略 - vol.23
2025.06.01
当初は海外MPH留学を目指していた私が、実装科学を学ぶために京大SPH受験への方向転換を決意したのは、出願まで残り2週間、入試までは2ヶ月というギリギリのタイミングでした。
総合内科医の業務を続けながら、TOEFLのスコア取得、研究室との調整、出願手続きを並行し、怒涛の準備期間を駆け抜けました。
この記事は、今年度のSPH受験を諦めかけている方、国内SPH受験を迷っている方へ、わずか出願2週間前の決断から京大SPH受験をどう乗り越えたのか、そのリアルなプロセスをお伝えします。
「どんな逆境の中でもSPH進学の可能性はあるんだ」と、一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。
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- この記事のまとめ
- この記事を読むと分かること
- この記事は誰に向けて書いているか
- 京大SPHをもっと深く知りたいあなたへ
- 執筆者の紹介
- 編集者
- 監修者
- SPHを受験しようと思ったきっかけ
- なぜそのSPHを選んだか
- 【オンラインスクール mJOHNSNOW入会受付中:7日間無料お試し】
- 受験対策でやったこと
- 英語勉強
- 筆記試験
- 面接
- 受験期に大変だったこと
- 受験生に伝えたいメッセージ
- 「人との出会い」こそが原動力
- 実際に入学してから感じる京大SPHの魅力
- MPHの受験から、卒後のキャリア形成まで一気通貫のサポートならmJOHNSNOW!
- 【YouTubeラジオコンテンツ 耳から学ぶシリーズ】
この記事のまとめ
この記事を読むと分かること
出願2週間前の決断から、京大SPH受験をどう乗り越えたのか
京大SPHの特徴や魅力
mJOHNSNOWの活用の仕方とその価値
この記事は誰に向けて書いているか
今年度のSPH受験を諦めかけている方
国内SPH受験を迷っている方
mJOHNSNOWに興味がある方
京大SPHをもっと深く知りたいあなたへ
受験のかたちは人それぞれ。京大SPHを目指す歩みには、十人十色の物語と、それぞれに合った勉強法があります。
大切なのは、自分自身にフィットする戦略を見出すこと――それこそが、合格への鍵となるのです。
ここでご紹介する体験記は、受験に向けた思考と準備のヒントに満ちています。
これから進む道の羅針盤として、ぜひ他の京大SPH受験記もあわせてご覧ください。
直前からでも諦めない、6月から始める極限の合格戦略(本記事)
執筆者の紹介
氏名:酢谷 俊介
所属:京都大学医学研究科 社会健康医学系専攻、橋本市民病院 総合内科
自己紹介:総合内科医師。東京医科歯科大学(現 東京科学大学)卒業後、市中病院で総合内科として研修、勤務。「その人がその人らしく生きられる社会」のために、「エビデンスに基づく予防医療」を社会実装する必要があると感じ、エビデンスの解釈や実装科学について学ぶため京都大学SPHへ進学。
編集者
氏名:菊池祐介
所属:mMEDICI株式会社
専門性:作業療法学修士。首都大学東京(現東京都立大学)・東京都立大学大学院を卒業後、病院勤務を経て専門学校・私立大学にて作業療法教育、地域共生社会の醸成に向けたリハビリテーション専門職の支援に関する研究に従事。現在は心身の健康とその人らしさの実現に向け、保険内外でのクライアント支援を展開している。作業療法の社会的意義向上を信念に、mMEDICI株式会社に参画。
監修者
氏名:廣瀬直紀
所属:mMEDICI株式会社
専門性:保健学博士・公衆衛生学修士。東京大学・東京大学大学院を卒業後、外資系製薬企業の疫学専門家として薬剤疫学・リアルワールドデータ研究を専門とする。日本・グローバルの双方で活動したのちに、全ての人がアクセス可能な一流の知のプラットフォームを作り、「知に繁栄を、辺野に豊穣を」実現すべく、mMEDICI株式会社を創業。
SPHを受験しようと思ったきっかけ
私は医学部進学後から、「その人がその人らしく生きられる社会」の実現のために、自分にできることはなんだろうと考えていました。
当初は「その人らしく」=「認知機能や高次機能が保たれていること」と考え、脳神経外科や神経内科へ進むことを考えていました。
しかし、初期研修で集中治療科を回っていた際に、若年男性が突然重い脳血管疾患を発症し、最大限の医療を受けても意識が戻らなかった症例を受け持ったことを通じて、いかに疾患の発症を予防できるかが重要であると考え始めました。
その時から、いわゆる「川の上流へのアプローチ」としての公衆衛生の重要性を感じ、ゆくゆくは公衆衛生大学院へ進学したいと考えていました。
その後、米国を中心に「エビデンスに基づいた予防医学」が発展している一方で、日本ではがんやワクチン接種、慢性疾患予防のためのエビデンスに基づいた予防医学が遅れていることを知りました。
臨床現場での予防医学を学ぶために、まずは通常の内科診療の基礎を固める必要があると考え、総合内科医として研鑽を積みました。
内科医としての研修を始めた頃から、徐々に日本でも総合診療・総合内科領域を中心に「エビデンスに基づく予防医学」を推進する様々な取り組みが始まり、自分も学会の委員会や学術機関で、委員やシステマティックレビュー班の一員として活動に参加しました。
その中で、「エビデンスを解釈する難しさ」、「エビデンスを創る側としての統計や疫学の知識の不足」を実感しました。
また、自分にできること・求められることを考えた時に、先達となる素晴らしい先生方の後を追うだけではなく、自分の専門性を高め、より社会に貢献したいという気持ちが湧き上がってきました。
そうした折に、たまたま読んだ医療系雑誌で「エビデンス-プラクティスギャップ」という概念と、それを埋める学問領域である「実装科学」を知りました。
これだ!と確信し、「エビデンスに基づく予防医学を臨床現場に実装するための科学的な検証や実証」を自らの使命と定めました。
とはいえ、具体的に何をどうすればよいのかは全く未知数で、解像度も低かったため、改めて体系的に公衆衛生大学院で学ぼうと考えました。
なぜそのSPHを選んだか
まずはじめに、京大SPH受験(MPHコース)の一般的な日程について簡単に触れておこうと思います。
4月 翌年度の募集要項発表
4-5月 オープンキャンパス(同時並行で研究室面談)
5月中 希望する研究室を決め教授面談、内定をもらう
出願までにTOEFL-iBTかTOEIC Listening & Reading Testを受験
(必要に応じて複数回)
7月上旬 1週間ほどの期間で出願受付
8月中旬 受験(午前:筆記試験、午後:面接)
9月中旬 合格発表これまでの流れから、さぞ準備万端でSPH受験に備えていたように感じられる方もいるかと思いますが、実は自分の京大SPH受験はドタバタのギリギリでした。
所属する研究室には本当によく拾っていただいたと思っており、感謝しかありません。
自分の京大SPH出願までのタイムラインも振り返ってみます。
6月21日 MPH留学を控える友人と話す
6月22日 学会の会場でキャリアメンタリングを受け、国内SPHも考え始める
6月23日 学会帰りの新幹線で「今年受けるなら京大SPHしかない」と気づく
6月24日 京大SPH受験を決意
6月29日 TOEFL-iBT受験
7月4日 TOEFL-iBTのスコア発表
7月5日 必要書類を揃えて出願実は、2024年6月まで私は海外MPH進学を目指していました。
理由としては、純日本人なので海外でちょっと暮らしてみたいという不純な動機と、実装科学は米国や欧州が強いため、海外MPHに行けば何かしら勉強できるだろうという甘い見通しがあったからです。
海外MPHは秋応募が多いため、6月時点では「そろそろ奨学金の準備を始めなきゃ」と、スローペースなテンションでいたのを覚えています。
その最中、6月後半に学会参加のため東京に赴いた際、ロンドンへMPH留学する友人に留学準備の大変さについて聞きました。
また、別の研究留学予定の先生からも、
「公衆衛生の概要を体系的に学ぶだけなら、母国語だしコスパや労力の面でも日本のSPHはおすすめ。」
「先生のキャリアややりたいことを聞く限りは、MPH留学以外にも、実装科学を学ぶための留学という選択肢もあるのでは?」
とアドバイスを受けました。
漠然と「海外MPHに行ったらビッグになれそう!」という気でいた私にとっては大きな衝撃で、もう一度自分のやりたいことや留学計画を再考する機会となりました。
そこで改めて自分が公衆衛生大学院進学に求めるものを、次の二つに整理しました。
①共通言語として統計や疫学、医療経済や政策の基本知識を学ぶこと
②実装科学の入門的な知識を身につけること
特に実装科学については2024年度から京大SPHで講義が始まっていることを知り、「実は国内SPHが目的に合致しているかも!」と一気に国内SPH受験に意識が向き始めました。
東京から帰る新幹線の中で国内SPHについて調べていると、オープンキャンパスはとっくの昔に終わっていること、京大SPHは願書の受付が10日後に始まる(!?)ことが判明(東大SPHはあと数日で願書締め切りでした笑)。
「MPHを取得した後に、できれば留学もしたい」と考えていた自分にとって、国内SPH進学が1年遅れることは、留学時期も遅れることを意味します。
うかうかしていると子供の小学校進学のタイミングにも重なり、結局留学できずに終わるかも…やっぱりMPH留学か…と、半ば国内SPHは諦めかけていました。
しかし、非常に幸運だったのは、当時自分が働いていた総合内科が臨床研究支援に厚く、京大SPH在籍中の社会人大学院生の先生が複数いる環境だったことです。
勢いそのままに、翌日には京大SPH受験を考えていること、できれば今年の受験を受けたいことを職場で相談したところ、「日程的にはかなり厳しいことは確かだが、最短でいけば間に合うかもしれない」と応援してくださいました。
さらに、診療面でも研究日で不在のメンバーをバックアップする体制が整っていたことも大きく、病院とも相談した結果、講義の都合で、一定期間の休職は必要になるものの、翌年度から社会人大学院生として働きながら進学できそうだという結論に至りました。
「これはもう京大SPH一択!」と心が固まったのは、出願締め切りの約2週間前のことでした。
そこから先はバタバタと、研究室の教授や先生方と面談し(日程的にも、受け入れ人数的にも多くのご無理をおかけしました…)、なんとか翌年からの受け入れは可能とお返事をいただけました。
*京大では受験前に受け入れ先の研究室を決め、先に承諾を得る必要があります。
他の体験記で書かれているように、京大SPH受験においては英語の重要性をよく聞きます。しかしながら自分に残された時間はあと2週間、必然的に「受けられる何かしらの試験をどこかで受ける」ということになりました。
前年にIELTSは受験していたのですが、京大ではTOEFL-iBTかTOEICのみが認められていました。願書の締め切り前に結果が出る試験日で、1回だけ大阪でTOEFL-iBTが受験可能でした。必然的にラストチャンス1回に賭けることになりました。
SPH受験を決めてから5日後にTOEFL-iBTを受験し、なんとか許容される点数を取り、無事に出願まで辿りつくことができました。出願書類の封筒を郵便局で投函した時にはなんだか達成感がありました。
(続きはページの後半へ)
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受験対策でやったこと
英語勉強
上記の通り、なんら人に語れることはないのですが、勉強した内容をまとめます。
Speakingは元々苦手で、結局最後まで苦手ではありましたが、通勤で病院まで歩く間や隙間時間に、ChatGPTの音声入力機能で「TOEFL-iBTのSpeakingテスト問題を出して」と指示し、できる限り練習しました。
Reading、Listening、Writingについても、IELTSとは形式が異なるため、早急にテスト形式に慣れる必要がありました。
そこで役に立ったのがTOEFLの公式サイトです。内容が割と充実しており、無料の教材も豊富なので、5日間の勉強はそれだけでも足りるくらいの量がありました。
さすがに不安だったので、公式テキストガイドを買い、それもできる限り勉強しました(当然全部は終わりませんでしたが)。
筆記試験
英語に比べると、出願後1ヶ月半ほど時間があったため、相対的に心の余裕がありました(笑)。3年分の過去問をいただき、「自分だったらこう書くな」と思いながら書く練習を積みました。
専門職学位課程(MPH)コースでは、6題の問題から2-3題(社会人大学院での応募であれば2題、通常の応募であれば3題)を選択し解答します。
出題される内容は主に公衆衛生に関する問題で、それほど捻った問題は無いように感じましたが、いざ自分で書けと言われると、体系立てて書くのは難しいと感じました。
対策としては津川友介先生の『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』が読み物としても面白く、医療政策の教科書といいつつ、公衆衛生の全般的な内容を網羅しているので非常に参考になりました。
SPH進学後の講義内容にも通ずる部分があり、SPH関係なく公衆衛生に興味がある方にも満足いただける読み物だと思います。
また、予防医療に興味があったので、濱谷陸太先生の『極論で語る予防医療』も発売と同時に読みました。こちらは想定以上に因果推論やRCTの限界について詳しく書かれており、津川先生の教科書と組み合わせることで相乗効果が生まれました。
『公衆衛生がみえる』的な教科書は使わず、上記の2冊を繰り返し読み込み、理解が浅い部分は都度調べるという形で勉強していました。
代わりに注力したのが研究室の研究テーマや最近のトピックを見ることで、各研究室のホームページや京大SPHのホームページから最近のニュースや発表された論文を確認しました。
各研究室には当然特徴やメインテーマがあり、それらを深掘りして調べる中で、それまで読んできた知識が整理されていった印象があります。
分析の中で、過去問を見ながら「これはあの先生の問題だろうなぁ」「次はこんな内容が出るのではないか」と推測ができるようになりました(が、去年は自分が推測していた内容は全く出題されませんでした)。
PhD/DrPhとMPH課程では試験内容が異なり、博士課程志望の方は別の方が書かれた対策が役に立つかと思います。
面接
面接官は自分の進学予定の教室の先生を含むSPHの先生5人でした。願書と共に志望理由書も提出しており、その内容に沿って話をしていきました。
事前に志望理由を整理していたため、あまり差がつかない部分と思いますが、自分が意識したこととしては、
「面接官は何人も話を聞いていて大変、さぞお疲れだろう」
→「できる限り分かりやすく話そう」
ということでした。
このあたりは総合内科として、医療コミュニケーションや医学教育について学んできた強みを活かし、
志望動機は「ミッション→ビジョン→バリュー」の順で伝える
PREP(Point-Reason-Example-Point)法を意識する
この二つのフレームワークを使って、論理的かつ分かりやすく伝えることを心がけました。
受験期に大変だったこと
英語のテストが受けられない!?
どうにか居住地に近い大阪の試験日程と枠があったので事なきを得ましたが、危うくかなり遠い試験会場まで行かざるを得なかった可能性もありました。そもそも試験日程がなければ受験まで辿りつけなかったかもしれません。
時間に余裕がない!
教室の受け入れ人員に余裕がない!
これまでの記載の通り、そもそも時期的に間に合わないのでは?という疑いを持ちながら準備をすることになってしまいました。
研究室の志望者数が比較的多く、教員数の問題から「受け入れが厳しいかも」と言われていました(重ね重ね受け入れていただきありがとうございます)。
TOEFLの申し込みをした後も、「これ受け入れ不可になるかもしれないんだよな」と思いながら勉強するのはメンタル的に厳しかったです。
TOEFLの結果(紙)が来ない!!
物理的な問題もありました。出願時点ではオンラインで確認できる結果を印刷して提出すれば問題ないのですが、試験日までに紙の正式な結果を京大へ郵送する必要がありました。
通常、テストから4-6週で自宅に届くとのことで、さすがに試験までには間に合うだろうと油断していましたが、紙のスコアレポートが一向に届かず、結局追加で45ドル(スコアレポート代+速達代)を払ってどうにか間に合いました。
ここまで多くの人の好意に支えられ、助けを借りて準備をしてきたのに、最後の最後でテスト結果の紙のせいで試験を受けられなかったら、もう病院と研究室には顔向けできないと本気で思いました。
追加のスコアレポートを申請してから自宅に届くまでの1週間は、毎日3回くらい郵便受けを確認していました。最初から速達で依頼しておけばよかったと本気で反省しました。
願書締め切りのギリギリまで英語の試験を受ける方もいるかと思いますので、その場合は速達でのスコアレポート受け取りもご検討ください。
勉強方法が分からない
オープンキャンパスで先輩に話を聞く機会などなく、試験対策方法など全く聞けないまま試験勉強を独学ですることになりました(職場の先生方はDrPhだったのでMPHコースの試験は分からない状態でした)。
他の国内SPHの試験は知識を問う問題が多く、統計や公衆衛生の基本的な内容を勉強しておかなければ難しいとも聞くので、自分のような試験対策では太刀打ちできなかったのではと思います。
受験生に伝えたいメッセージ
これまでの話で伝えきれなかった3点をお伝えしたいと思います。
「人との出会い」こそが原動力
自分は本当に幸運にも京大SPHに進学できたと感じています。この原動力は何だったのか、後方視で考えてみると、とにかく行動を起こしてみたからだと思います。
そもそも、たまたま学会で会った先生にメンタリングを受けたことがきっかけで京大SPH受験を思い立ち、今年は無理じゃないかと何十回も踏みとどまりそうになりながらも、相談した周りの方が応援してくれたことが強く背中を押してくれました。
転機→決断→実行の全てで良き出会いに恵まれたからこそ、ここまで来ることができました。
ここまでだと美談すぎるので、反省点を三つ挙げます。
①もっと早くキャリアパスを考えていればよかった
②海外MPHへの理解、解像度の低さ
③公衆衛生関連のネットワーキング・情報収集不足
受験生の方には、余裕を持った受験計画、受験するSPHの選考、研究室の選定をお勧めします。
自分の体験談は各所に迷惑をかけながら、多くの人の善意に助けられた結果であることを強調しておきます。ぜひ反面教師として日程に余裕を持って受験に向けて取り組んでいただけますと幸いです。
そして、mJOHNSNOWは①-③の全部が揃う最高の環境です。
キャリア相談をグループに投稿すると、各所のスペシャルな公衆衛生人材の方からの多彩な示唆を得られる
必要とあれば、国内外のMPH/SPH情報が高い解像度で得られる
情報収集やネットワーキングも可能
と、この体験談を書きながら改めてすごい環境であることを実感しました。
自分自身もMPH卒業後のキャリアについて、ぼちぼち相談させていただこうと思っています。
実際に入学してから感じる京大SPHの魅力
一流の公衆衛生人材から学べる
講義を担当される先生方は、日本国内でその分野のトップランナーが揃っています。講義では、その先生方の物の捉え方や、国内の現場での問題を交えた内容を聞くことができます。
また、質疑応答で深まる議論が非常に楽しく感じます。大学時代の講義と比べ、非常に活発な質疑応答が多いです。
そして、教授陣をはじめ、講義を担当される方は同じ京大SPH卒業生、MCRコース修了生であったりします。すごい業績を残している人たちが、自分と同じ環境から輩出されているということに、身近なロールモデルとして刺激を受けています。
臨床研究者養成(MCR)コース:
このコースについては自分も直前までよく分かっていませんでした。臨床経験のあるMDの方に限定されたコースですが、内容は非常に充実しています。
MCRコースは、MPHやPhDコースと同列に1年コースとして設置されており、MPHやDrPh、PhDコースの方も「通年コース」として履修可能です(MPH2年コースでMCRを受講という形式)。
このコースの凄さは、自分の考えた研究計画について、研究室横断的に教授陣も含めてDiscussionしてもらえるという圧巻の機会です。
通常、多忙な教授を1人捕まえるだけでも恐れ多いですが、他教室の教授も一堂に会して自分のためだけに時間を使ってもらえるという奇跡のような時間だと思います(ただプレッシャーや事前の準備負担は当然大きいようです)。
CQからRQへ、そして研究計画をしっかりと立てるという、研究の基本でありながらも一番重要な能力を磨く素晴らしい環境だと思います。
SPHだけで完結しない学び
当然かもしれませんが、特にMPHは「公衆衛生の基本的な内容を網羅的かつ体系的に学ぶ」カリキュラムになっています。
mJOHNSNOWのRWDの講義や、R実践講座、統計講義を利用することで、大学院の講義内容がより深く理解できます。
大学院の講義内容の復習だけでも大変ではありますが、+αで学んだ内容が非常に自分の身になってくれていると思います。
その点でもSPH入学後もmJOHNSNOWにはお世話になっていて、SPH受験を考える方にはおすすめです。
周りの方に背中を押してもらい、行動に移せた結果、自分は京大SPHに進学できました。自分はたまたまタイミングや周囲の環境が良かっただけで、再現性は乏しい内容ではありますが、少しでも参考になることがあればと思い受験記を書かせていただきました。
この記事を読んで、どんな逆境の中でもSPH進学の可能性はあるんだ、と思ってもらえる(そして行動に移してもらえる)方がいれば嬉しく思います。
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