2026.4.9

【聖路加国際大学SPH】麻酔科医、米国留学を経てMPHへ―臨床疫学を学び直し、臨床研究の土台を築くまで-vol.47

    本稿は、臨床中心のキャリアを歩んできた麻酔科医が、米国留学や公衆衛生大学院(聖路加国際大学SPH)での学びを通じて臨床研究の視点を獲得し、多施設レジストリー研究の立ち上げや研究教育の実践へとつなげてきた経験をまとめた記録です。

    臨床疫学や生物統計学との出会いが、日々の臨床の見え方をどのように変え、研究という方法を通じて医療に貢献する道をどのように切り開いてきたのかを、実体験をもとに振り返ります。

    MPH進学を検討している方や、臨床の中で新たな視点や次の一歩を模索している医療従事者の方にとって、何らかのヒントとなれば幸いです。

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    この記事のまとめ

    この記事を読むとわかること

    • いち臨床医がなぜMPHに進学したのか?

    • 海外留学で学べる事や新しい視点について

    • 「臨床疫学」と「生物統計学」の学びからキャリアアップへの道筋

    この記事は誰に向けて書いているか

    • 臨床業務に飽きを感じている医療従事者の方

    • 臨床研究への踏み出しを一歩躊躇している方

    • 公衆衛生大学院進学を踏み出すべきか悩んでいる方

    MPHシリーズ

    • vol.47:【聖路加国際大学SPH】麻酔科医、米国留学を経てMPHへ―臨床疫学を学び直し、臨床研究の土台を築くまで

    • vol.37:【聖路加SPH受験】海外留学に活きたSPHでの学び:臨床を手放さずに挑み抜いた内科医の決断

    • vol.6:【聖路加SPH受験】基礎研究から製薬企業へ転身した薬学研究者のキャリアデザイン

      vol.51:【東北大学MPH受験記】救急救命士、被災当事者を経て東北大MPHへ:バヌアツ駐在中に挑んだ海外在住特別選抜の全記録

    • vol.16:【東北大学MPH受験】被災地域の保健師からアカデミアへ - シンデレラストーリーに隠された空白の5年間

    • vol.33:【長崎大学MPH受験】海外経験ゼロの看護師が開いた、国際保健への扉

    執筆者の紹介

    氏名:小嶋大樹
    所属:埼玉小児医療センター 麻酔科
    自己紹介:麻酔科指導医、公衆衛生大学院修士、医学博士(取得見込み)。岐阜大学卒業後、全国の複数施設で臨床麻酔の修練をつみ、米国フィラデルフィア小児病院、シンシナティ小児病院での研究・臨床留学を経て、小児麻酔領域の多施設レジストリ(J-PEDIA,ExPEDIA)を構築、麻酔科フェローを対象に臨床研究教育の実践。

    編集者

    氏名:菊池祐介
    所属:mMEDICI株式会社
    専門性:作業療法学修士。首都大学東京(現東京都立大学)・東京都立大学大学院を卒業後、病院勤務を経て専門学校・私立大学にて作業療法教育、地域共生社会の醸成に向けたリハビリテーション専門職の支援に関する研究に従事。現在は心身の健康とその人らしさの実現に向け、保険内外でのクライアント支援を展開している。作業療法の社会的意義向上を信念に、mMEDICI株式会社に参画。

    監修者

    氏名:廣瀬直紀
    所属:mMEDICI株式会社
    専門性:保健学博士・公衆衛生学修士。東京大学・東京大学大学院を卒業後、外資系製薬企業の疫学専門家として薬剤疫学・リアルワールドデータ研究を専門とする。日本・グローバルの双方で活動したのちに、全ての人がアクセス可能な一流の知のプラットフォームを作り、「知に繁栄を、辺野に豊穣を」実現すべく、mMEDICI株式会社を創業。

    臨床医が「疫学・MPH」を学ぼうと思ったきっかけ

    多様化するMPHへの進学理由と私のバックグラウンド

    臨床医が公衆衛生専門職大学院(Master of Public Health:MPH)に進む理由は様々だと思います。

    • 「臨床研究を実施するための専門的な知識を学びたい」

    • 「実践的な公衆衛生学的知識やデータの扱い方を身に付け、国際的な組織(例:JICA)に所属し、諸外国の発展に寄与したい」

    • 「臨床に慣れ、専門医取得後に大学院に入学し、臨床経験の土台があるところで勉強することで広い視野を得て、臨床をより深く理解できるようになりたい」

    • 「MPHって最近よく聞くし、学位ももらえてかっこいい」

    など、人それぞれでどれも正解だと思います。

    私は2019年度から2021年度の3年間、聖路加国際大学のSPHに在学しました。おそらく国内の臨床医の先生は、臨床に少し慣れ、専門医取得後に臨床研究を本格的に始めてみたい時期(卒後7~10年ごろ?)にMPHに入学することが多いのではないかと推察します。

    しかし、私の場合はそれとは異なる経路をたどっており、そのあたりも私がMPHに入学した理由に関係するため、少し私のバックグラウンドも絡めてお伝えしたいと思います。

    EBM黎明期での初期研修とメンター不在の壁

    私は、卒後21年目の麻酔科医です(2026年3月時点)。Evidence Based Medicine(科学的根拠に基づいた医療)という言葉が出始めた時期に初期研修をしました。

    そのころから、上級医のExperienced Based Medicine(指導医の経験が絶対)Attending Based Medicine(指導医の指示が絶対)が見直され始めるようになったのを記憶しています。

    初期研修病院(現札幌手稲渓仁会病院)では、アメリカ人医師が教育スタッフとして常駐し、当時EBM(Evidence Based medicineの方)をすでに臨床の一部に取り入れていたアメリカ人医師がどのように論文を解釈し、そのデータを臨床に活用しているのかを目の当たりにする機会があったのは幸運でした。

    そういった環境で働く中で、臨床の激務に日々が流されながらも、一定の臨床技術を習得した後には、臨床研究を通じて世界に貢献できるエビデンスを創出したいと思っていました。

    ただ(これは今も大きな障害の一つかもしれませんが)、メンター(臨床疫学、生物統計学を直接指導したり、研究相談に乗ってもらえる存在)が近くにいなかったことが大きな障害であり、臨床研究を始めることに踏み出せず、歯がゆさを感じていました。

    米国留学での出会いと、MPH進学を決意した理由

    そんな中、学生時代からの目標であった米国留学が実現しました。2015年(卒後11年目)に米国フィラデルフィア小児病院(CHOP)でシミュレーションリサーチフェローとして勤務を開始し、大規模他施設データベース観察研究をする機会をいただきました。

    その際、CHOPに隣接するペンシルバニア大学(Upenn)で生まれて初めて「臨床疫学」と「生物統計学」の授業にふれ、1年6か月みっちり勉強する機会を持つことができました。

    その後、ECFMG(USMLEステップ3)を取得し、2017年からシンシナティ小児病院で臨床麻酔のトレーニングを行い、2019年に帰国し、同年4月より臨床業務の合間を縫って聖路加国際大学SPHへの通学が始まりました。

    紆余曲折あったのですが、明確な理由と目標をもって聖路加国際大学SPHに進学するためにこの回り道が重要だったと思っています。

    入学した理由は複数あり、

    1. 臨床研究を実施するために必須の「臨床疫学」と「生物統計学」を体系的に学びたい

    2. 臨床研究者や教官の先生と研究上のコネクションを作りたい(メンターの発見)

    3. 海外から学生を受け入れ、全て英語の授業のため、英語力の維持とアジア事情を聞くことで自身の見識を広めたい

    4. 生涯学習という意味で公衆衛生という分野は幅広く興味深かった

    ということが挙げられます。

    特に1、2の理由は私にとって重要で、米国での臨床経験を積んでいる中で、個々の小児麻酔科医の経験が大きく影響し、患者や医療のバリエーションが多すぎるため、臨床研究としては標準医療を確立するための十分なエビデンスがなく、良い意味でブルーオーシャン(十分なエビデンスがなく研究の場として今後注目される)であろうという視点を持つことができました。

    これは、エビデンスが乏しいということは、その分野の研究がよりインパクトをもって医学への貢献につながる可能性を示唆しました。

    ただし、それを実施するには研究を続ける限り知識のアップデートが必要となります。その際、「体系的な基礎知識の習得やメンターの存在は強みになる」という見通しがあり、MPH進学を決めました。

    国内外での学びのリアル(聖路加国際大学SPH・ペンシルバニア大学)

    知識ゼロからの米国留学で直面した「三重苦」

    米国フィラデルフィア小児病院(CHOP)では、北米を中心とした集中治療室における緊急気管挿管にかかわる医療データを用いて大規模観察研究を行う機会に恵まれました。

    恥ずかしながら、2015年(卒後11年目)に渡米しましたが、P値の意味はなんとなく知っていましたが、自分で検定をして算出したことが一度もないようなレベルで、臨床研究とシミュレーション教育に関する勤務が始まりました(今考えるとよく米国に行ったなと思います)。

    当時は就職するために必死だったので「何とかなる、行ってから悩む!」の一心でした。メンターからはデータベースの変数を見て、興味のあるテーマで研究仮説を立て、プロトコールを書いてくるよう指示されました。

    ただ、素人がいろいろ調べたりしてもわかりません(当然AIもありません)。一方、研究は自分で進めなければ全く進みません。英語で全てやり取りが行われ、英語も頑張らないといけない状況でした。

    そういった三重苦が私を襲いました。

    米国の実践的な教育環境とグラント申請の学び

    米国の強みは病院の横に大学が併設されていて、臨床研究のエキスパートを揃えていることが挙げられます。

    CHOPに隣接してUpennがあり、そこでは、海外留学生用の英語の授業を取りながら(フィラデルフィアのベルリッツにも通学しながら)、Center for Clinical Epidemiology and Biostatistics (CCEB)で臨床疫学、生物統計学基礎講座(1年6か月コース)を格安で受講し、これと並行して渡米2年目から本格的に研究に取り掛かることができました。

    CCEBにはCHOPやUpennで勤務する臨床フェローも午後に授業を受けに来ます。グループワークもあり、いろいろなディスカッションをしたり、課題を出されるため、それも期限内に提出しなくてはなりません。

    特に生物統計の授業では、STATAが使用されているのですが、コードがわからず数日探したこともあります(今のようにAIがないのでコードがわからないところでつまずくと迷宮入りになります)。

    特に印象に残っている授業は、REDCapの使用方法の授業とNIHグラント申請のためのプロトコール執筆の講義でした。当時から米国ではREDCapの使用が一般的であり、そのデータベースの作成方法を授業として後期研修医の医師が体系的に学び、すぐに臨床研究を開始できるように準備されているのは素晴らしいと感じました。


    また、グラント申請のためのプロトコール作成では、プロトコールの内容がそのまま論文執筆に使用できるため「論文に盛り込むべき情報の見える化」が進み、今でも役に立っていますし、その時のフォーマットを使って研究指導をしています。

    CCEBで知識と技術を身に付け、データベースを使って実践経験を積む、そして論文を執筆する経験は自分の臨床研究への実力を伸ばすのに非常に効率的でした(メンターがそれを見越して通学と実践を並行して行うよう提言してくださったことに驚くばかりです)。

    日本での体系的な学び直しと古典的基礎の重要性

    その後、帰国し聖路加国際大学SPHに通い始め、そこでも多くの実践的で役に立つ講義がありました。私は、臨床疫学と生物統計学を体系的に丁寧に学び直せたことがよかったと思いました。

    基本的な統計値の定義や計算方法、Populationレベルでの標準化の方法、バイアス、古典統計をしっかりと基礎から復習することで現代の疫学や統計学手法が「どういった問題点を克服して発展してきたのか」の理解に役立ちました。

    mJOHNSNOWさんのコースでも取り上げられているような一部のアドバンストなコンテンツを理解するには、古典的な初歩の臨床疫学や生物統計学の知識がないと砂上の楼閣となってしまいます。

    逆に体系的に学ぶことでこれらの教材が生涯学習として生きてくるとも言えます。さらに、MPHでの学びは日本臨床疫学会の臨床疫学専門家試験でも出題され、合格につながりました。

    MPHの知識を現在の臨床・研究現場でどう活かしているか

    プロジェクト運営の着想から実現へ

    米国ではNational Emergency Airway Registry for Children (NEAR4KIDS)という集中治療室で緊急気管挿管が実施された際の、患者、プロバイダー、使用薬剤、気管挿管用機器、合併症に関するデータベースを使用した後ろ向き観察研究を行いました。

    しかし、一番の留学の醍醐味は研究をして論文化したというところではなく、プロジェクトを立ち上げて、組織化し、データ収集および登録システムを構築し、論文著者として参加するためのルールを整備し、出版されたエビデンスの臨床への回帰の方法といったバックボーン全てを体感できたことでした。

    この頃、同様のシステムを「エビデンスの乏しい小児麻酔領域で実施したら多くのエビデンスを世界に発信できる」という着想に至り、帰国後にMPHに通学する傍ら、研究計画、ルール作り、学会でのプロジェクト参加への呼びかけ、科研費の獲得、ホームページ作成などの準備を進めました。

    MPHでは教官の先生方が懇切丁寧に相談に乗ってくださいました。特に、教官の一人が国立成育医療研究センターにも研究者として勤務していたので同センターのREDCapの使用申請に関する情報を提供してくださり、データベースを使用する道が拓けたことが研究の実現可能性を一気に押し上げました。

    このようにMPHでは、当初目的としていた「臨床疫学」、「生物統計学」、「メンター」の三つの要素がうまく機能しました。

    日本最大規模のデータベース「J-PEDIA」の始動と後進育成

    その後、小児麻酔時の気道確保に関するリスク因子を調査する多施設レジストリー研究プロジェクト(Japan Pediatric Difficult Airway in Anesthesia: J-PEDIA)が2022年から始動しました。

    2024年にデータ収集は終了し、12施設(6小児病院、6大学病院)から約28,000件という小児麻酔領域では国内外ともに最大規模のデータベースとなりました。J-PEDIAプロジェクトは研究教育に関して主要な目的の一つと位置付けています。

    二次研究を通じ、他施設の研究メンバーがオンラインメンターとなり、若手医師にNEAR4KIDSのような臨床研究の経験や成功体験を持ってもらうこと(できればMPHに進学してもらうこと)を目指しています。これが最終目標で、すでに20を超える二次研究が進行中です。

    普段の勤務でも臨床研究教育を実践しています。臨床麻酔フェローの先生方に「臨床疫学」と「生物統計」のレクチャーを実施し、実際にデータを収集し研究を英語論文として発表するという流れを実践してきました。

    MPHでの体系的な授業は、自身が教育をする側に回って活用する際のモデルイメージとなっています。さらに、研究で問題があった際にはお世話になった教官に相談をして数編の論文発表に至るなど、メンターとのネットワークをゼロから構築しなければならない人にとってMPH進学は強力なキャリアアップの土台になると思います。

    今後のキャリアプランと展望

    「疫学者」の視点で挑む小児麻酔の安全向上と病態解明

    MPHでの学びは「疫学者」と「データサイエンティスト」の視点に触れたことで、麻酔科医キャリアへの見方を深めました。臨床をしていた時にはただ目の前の臨床をこなし、日々が過ぎていましたが、視点は世界の小児麻酔の安全を向上するために何ができるのかに移ってきました。

    そういえば、mJOHNSNOWの由来であるジョン・スノウ先生は偉大な疫学の父であり麻酔科医でもありました。彼は病原体が感染症を引き起こすというメカニズムが解明されていない時代に、そのリスク(特定の井戸)を同定することで人の命を守ることに貢献しました。

    現在の小児麻酔領域において、麻酔導入時の気道管理や抜管時に起こる合併症のメカニズムを完全に解明することはできていません。そのため、多施設データベース研究を使ってその第一歩となるリスク因子の解明が今後の課題であると考えています。

    麻酔覚醒における抜管時の合併症リスクの研究(Extubation in Pediatric Anesthesia study: Ex-PEDIA)も17施設で開始しており、その中に気道関連の基礎研究に従事しておられる先生方もいらっしゃいます。

    まずはリスク因子の解明、次にトランスレーショナルリサーチから病態の解明に続く橋渡しが、私の医師人生での課題となっています。

    これはMPHで得られた「疫学者の視点」という眼鏡を通じて、臨床100%だったキャリアに臨床研究という方法でどのように麻酔科学に貢献できるのかという、より広い視点を持つきっかけになりました。

    MPH卒業はゴールではなく新たな挑戦のスタート

    また、某企業と新規の医療機器の開発や200万件規模のレセプトデータを使用した研究も進めています。MPH卒業は学びの終わりではなく、そこからがスタートです。医療従事者や企業が解決したい問題のほぼすべては実践的な応用問題と言えます。

    MPHで学んだことを基礎に、「生物統計学の知識」「バイアスへの対処」「データの適切な扱い方」などを学び続け、小児麻酔科学領域で解決策が望まれる課題に対するヒントを得られるよう挑戦していきたいと思います。

    受験生に伝えたいメッセージ

    日々の臨床に新たな視点を与え、疑問を検証する喜び

    自分のこれまでの日々を振り返ると、ほとんどのことに飽きてきたと思います。しかし、自然科学だけは常にそれ自体が刺激となり、さらに日々の何気なく過ごしていることに対して(臨床業務を含めて)新しい視点を与えてくれる存在だと思っています。

    特に「臨床疫学」、「生物統計学」は臨床業務にほぼ専念していた当時の自分には想像もつかない広い視野を与えてくれました。これらの学問を学ぶだけではなく、それを道具として使うことに習熟するにつれて日々の臨床業務の中で新しい発見があることは驚くべきことです。

    これは、単純に臨床論文がより深く正確に読めるようになるという話ではなく、学会での話、同僚の話、自分が目の当たりにした患者データの変化など多くの点で深く洞察することを可能にします。

    その中で生じる臨床疑問も適切に形式化され、研究が実施可能かどうかを自分である程度判断できますし、実際にやってみて確かめることも可能です。そうして検証し得られた知見が誰かの役に立つのであれば、これ以上に楽しく、嬉しいと感じることはないと思います。

    ぜひとも皆さんにも「臨床疫学」、「生物統計学」への一歩を踏み出し、実際の臨床研究を実践する中でそれらの道具の使用に習熟するにつれ、解像度が上がってくる世界を体感していただけたら嬉しい限りです。

    独学よりも圧倒的に効率的。まだまだ飽きるフェーズではない

    MPH入学は必ずしも必要ありませんが、独学よりも圧倒的に効率的であることは事実だと思います。

    それは体系的に「臨床疫学」、「生物統計学」を学ぶという意味だけではなく、広く公衆衛生(臨床研究もこの一分野である)の考え方(リスク因子の同定、個人レベル、施設レベル、行政レベルでの対処、再評価など)を知ることで自分がどのレベルで医療に従事できるのかを考えるきっかけになりますし、そこに集まる人たちは、高いモチベーションに加え様々な社会経験を通じていろいろな考えを持っています。

    そういった人たちとの会話を通じ、より広い視野を持つことも楽しさの一つだと思います。こうした点からも、MPH進学が可能であれば前向きに検討したほうが良いと思っています。

    もし、医療従事者の皆さんが「飽き」を感じているのであれば、「まだまだ飽きるフェーズではない」ということを体感できるよう願っています。

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    MPHシリーズ

    • vol.47:【聖路加国際大学SPH】麻酔科医、米国留学を経てMPHへ―臨床疫学を学び直し、臨床研究の土台を築くまで

    • vol.37:【聖路加SPH受験】海外留学に活きたSPHでの学び:臨床を手放さずに挑み抜いた内科医の決断

    • vol.6:【聖路加SPH受験】基礎研究から製薬企業へ転身した薬学研究者のキャリアデザイン

      vol.51:【東北大学MPH受験記】救急救命士、被災当事者を経て東北大MPHへ:バヌアツ駐在中に挑んだ海外在住特別選抜の全記録

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