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【東京大学SPH受験】臨床医が本気で考えた、合格を勝ち取る最強のメソッド- vol.20

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【東京大学SPH受験】臨床医が本気で考えた、合格を勝ち取る最強のメソッド- vol.20

2025.05.22

私は元々臨床医としてフルタイムで病院勤務をしており、公衆衛生に関わるような活動はこれまで行っていませんでした。

当直やオンコール業務に追われ、まとまった勉強時間をなかなか確保できない状況で、東大SPHを受験しました。

医師国家試験から何年も経っており、公衆衛生に関する知識はすっぽりと抜けており、一から勉強し直しました。日本の出生数って何人だっけ、えっ、こんなに少なくなってるの!?というレベルでした。

特に英語には苦手意識があり、最も苦労しました。というのも、高校では英語の授業で最下位ランクのクラスに所属し、大学以降ほとんど勉強していなかったからです。

そんな私でも、工夫次第で東大SPHに合格できました。
入試では8割を獲得できたので、自分がとってきた戦略はある程度正しかったと考えております。

その戦略をここで惜しみなく皆様に共有できればと思います。 実践するのは大変ですが、この記事で述べることをやっていただければ必ずや合格につながると信じております!

この記事では、私が本気で考えた合格のためのメソッドを皆様にお伝えしたいと思います。

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この記事のまとめ

この記事を読むと分かること

  • 東大SPH受験対策の最新の知見

  • これまであまり言語化されてこなかった受験ノウハウ

  • 知識だけではなく、受験に必要なメンタリティ

この記事は誰に向けて書いているか

  • 東大SPHの受験対策を中心に学びたい方

  • 限られた時間の中で効率的な学習方法を学びたい方

  • 絶対に東大SPHに合格したい方

東大SPHをもっと深く知りたいあなたへ

受験のかたちは人それぞれ。東大SPHを目指す歩みには、十人十色の物語と、それぞれに合った勉強法があります。

大切なのは、自分自身にフィットする戦略を見出すこと――それこそが、合格への鍵となるのです。

ここでご紹介する体験記は、受験に向けた思考と準備のヒントに満ちています。
これから進む道の羅針盤として、ぜひ他の東大MPH受験記もあわせてご覧ください。

執筆者の紹介

氏名:匿名
資格:医師
自己紹介:外科系専門医。大学卒業後に関東圏で大学病院や市中病院等の様々な規模の施設で研鑽を積む。また、チーム長としてマネジメントを経験。ある患者さんとの出会いから、病院の中での狭い範囲の医療だけではwell-beingの獲得には不十分であることを痛感。広い視野からの健康へのアプローチを学ぶために東大SPHを受験。

編集者

氏名:菊池祐介
所属:mMEDICI株式会社
専門性:作業療法学修士。首都大学東京(現東京都立大学)・東京都立大学大学院を卒業後、病院勤務を経て専門学校・私立大学にて作業療法教育、地域共生社会の醸成に向けたリハビリテーション専門職の支援に関する研究に従事。現在は心身の健康とその人らしさの実現に向け、保険内外でのクライアント支援を展開している。作業療法の社会的意義向上を信念に、mMEDICI株式会社に参画。

監修者

氏名:廣瀬直紀
所属:mMEDICI株式会社
専門性:保健学博士・公衆衛生学修士。東京大学・東京大学大学院を卒業後、外資系製薬企業の疫学専門家として薬剤疫学・リアルワールドデータ研究を専門とする。日本・グローバルの双方で活動したのちに、全ての人がアクセス可能な一流の知のプラットフォームを作り、「知に繁栄を、辺野に豊穣を」実現すべく、mMEDICI株式会社を創業。

SPHを受験しようと思ったきっかけ

まず私が医療を志したきっかけは、幼少期から思春期までの経験にあります。

子どもの頃、私は父を病気で亡くしました。あんなに元気だった父が、とショックでしばらく呆然としていた記憶があります。

さらに追い打ちをかけるように、一人で家計を支えてくれた母も大病を患い、入退院を繰り返していました。親戚の家に預けられた時期は、肩身が狭く、辛かったことを覚えております。

こうした経験から医療に携わりたい、医師になりたいと決意しました。

そうして、頑張って進学校に入ったものの、高校では落ちぶれてしまい、大学受験では苦労しました。家庭は裕福ではありませんでしたが、奨学金等でなんとかやりくりをして医学部に通うことができました。

学部卒業後、臨床現場で壁にぶち当たり、Public Healthを目指すこととなります。卒後は臨床業務に燃えておりました。ひたすら目の前の患者さんと向き合い、それで満足していました。


しかし、ある程度の業務がこなせるようになり、調子に乗っていた時に大きな出来事が起きました。私が主治医を務めた患者さんが非常に不幸な経過をたどってしまったのです。

臨床的にはやるべきことは十分にやったはずなのに、こんなことになってしまうなんて、と愕然としました。

私はどうすればよかったのかと反省し、そこでPublic Healthの視点が抜けていたことに気がつきました。

私はすぐにでもMPHを受験したかったのですが、奨学金の返還のためにしばらくは臨床業務を続ける必要がありました。そこには葛藤があり、辛い部分もありましたが、今となってはその経験は課題発見に活かせる財産になっています。

遠回りをしている最中は苦しいです。しかし、大切なことは、それまでの経験を将来に活かせるように工夫していくことだと考えております。

なぜそのSPHを選んだか

私が東大SPHを目指した理由は、この方の教えを受けたい!と思える教授がいたからです。

私は公衆衛生を学ぶ中で、ある教科書に非常に感銘を受けました。その著者の先生について調べると、東大SPHのある教室の教授だとわかりました。その教室からは多くの論文が執筆され、リソース(人材やデータ等)が豊富であることも魅力的でした。

そこで私は数ある国内の公衆衛生大学院の中から東大SPHを受験することを決意しました。

進学を考える中で他の大学についても検討をしました。国内には魅力的な大学院が増えてきていることがわかりました。

その上で東大SPHへの進学を決意した理由は、上記のものに加え、SPHの歴史の長さと各分野(疫学、生物統計、医療経済学、精神保健学、健康社会学、医療政策学、医療情報学など)の教育体制が充実しているからです。

また、東大の他の学部の授業を受けることができる点も魅力的でした。

実際に入学して講義を受けてみると、どれも非常に熱くて面白い内容ばかりで、東大SPHに来て本当によかったと思いました。

(続きはページの後半へ)

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受験対策でやったこと

総じて言えること

まず、東大SPHが受験生に何を求めているのかを意識しながら学習を進めてください。勉強開始時にはつかみにくいかもしれませんが、意識し続けることで次第に体感できます。

これを意識することで、受験勉強中に脇道にそれるのを防ぎ、筆記、小論文、面接対策にも役立ちます。

細かい知識に没頭すると視野が狭くなりがちですが、時には俯瞰的な視点に立ち戻る時間を設け、自分の軌道を客観的に修正していくとよいでしょう。

また、細かい数値や枝葉の知識よりも、公衆衛生学における根本的な考え方やフレームワークの獲得の方が優先度が高いです。これは記述や小論文、さらに選択問題で迷った時にも役立ちます。

過去問は必須ですが、丸暗記では不十分です。過去問と重複する問題もありますが、その割合は大きくありません。

過去問を学習材料として有効活用し、出題傾向をつかみましょう。 具体的には、どの分野が重要なのか、どのような視点から問われるのか、問題を作成する先生方がどのように考えているのかを学びましょう。

特に英語は比重が高く、Subject 科目の一部を含めればさらに顕著です。例年英語は試験科目の中で最初に出題されるため、ここで失敗すると後の科目で大きなプレッシャーとなります。

そのため筆者としては、英語の勉強に割く時間をある程度は確保したほうがよいと考えています。

英語

公衆衛生の広い分野の中から論文や教科書の一部が抜粋され、その内容が問われます。単語や文法も大切ですが、加えて文章の内容を正確に読み取る力が必要です。

日本語でも「知らない分野の論文を制限時間内に正確に読め」と言われたら苦戦しそうですよね?これが難しさの本質だと考えます。

また、文章量が多いため、英語を読み続ける体力が必要になります。

具体的に使った教材:
・過去問
・Lancetの論文のIntroductionの部分

学習法

  1. 必ず時間を計って、本番を想定して過去問を解きましょう。
    そして、大問は全体を通して解くようにしましょう(部分的に解くのではなく)。


  2. 解き終わったら、わからなかった文章を調べながら精読します。
    精読を繰り返すことが読解速度向上につながるので、焦らずに積み上げていきましょう。

    問題を解く上で、なぜそれが正解になるのか?同じような問題が出たらどうすれば解けるのか?に明確に説明できる深度で学習することが肝心です。つまり、正答に至る過程に再現性を持たせられるようなレベルでの勉強を目指しましょう。


  3. パラグラフライティングや対比構造のような学術的な文章の特徴をつかみましょう。
    英文の中でも、論文や学術書の文章はある程度の型があります。

    それらを学ぶことで、文章中のどこに重要なメッセージが記されているのかを素早く把握できるようになります。それが短い制限時間の中で問題に解答できるスキルにつながります。


  4. 単語力は過去問に出現するものを覚えるだけで、かなりの範囲をカバーすることができます。さらにLancetの論文を用いて勉強すると公衆衛生学の範囲での重要単語を身に着けられます。

    超基礎的な単語にさえ自信がない方は、TOEFL等の単語帳でどのような分野でも出そうな単語だけに絞って学習するとよいかもしれません。


  5. できれば毎日過去問またはLancetを読みましょう。私の感覚では、英語は筋トレに近いと捉えています。

    何日か英語から離れてしまうと、せっかく鍛えた英語の筋肉が衰えてしまいます。時間がない日は30分から1時間でもよいので、一度読んだ文章の復習をすることで、英語の筋力を維持するようにしましょう。


  6. 点が伸びるのに時間がかかるので、早めに取り組みましょう。英語は勉強したその日からできるようにはなりません。何日も勉強したとしても、自分が成長している実感が持てず辛い時期があります。

    しかし、そんな日々を乗り越えて学習を続けると、ある日視界が急に開ける感覚が訪れます。そのため、受験日から逆算して、ある程度余裕を持った時期から英語に注力することを推奨します。


  7. 単語の意味を調べても理解できない文章は生成AIに解説を指示するとよいです。文章によっては、非常に難解なものがあります。理想的には、英語が得意な知人に解説を求められればいいですが、そのような環境にある人は少ないでしょう。

    そんな時には生成AIを利用することで、わからなかった文章にブレイクスルーを起こすことができます。

試験戦略
大問が何題か出題されますが、ざっと全体を見渡して難易度・文章量から、どの大問から解くか判断しましょう。

大問によって難易度が大きく異なることがあります。確実に点を稼げる大問から手早く解き、高難易度の大問には残り時間で集中的に取り組みましょう。


TOEICやTOEFLの勉強はした方がいいのか?
SPH受験ということに絞れば優先度は低いでしょう(過去問に比べて)。

なぜなら、出題形式や問われている内容が異なるからです。特にTOEICのような瞬発力を競う独特の出題形式とはかけ離れています。SPHの過去問を徹底的に学習するだけで、かなりの時間を要することも理由の一つです。

Basic Public Health

公衆衛生の広い分野の中から選択肢形式で出題されます。SPHの各先生方のご専門の色が強く出ている印象があります。

一定の正答率には比較的早い段階で達することができます。しかし、出題範囲が広いため、高得点を目指すには膨大な学習量が求められます。

最終的には暗記に頼ることになり、得意不得意が分かれるところでしょう。

具体的に使った教材:
・過去問
・公衆衛生がみえる
・厚生労働省HPの資料
・各先生方の教室HP、書物、論文、ネット上の記事やインタビュー
 (科研費データベースで各先生方の研究内容を把握するという方法もあります)

学習法

  1. 過去問から雰囲気や範囲をつかみましょう。
    そして、過去問と類題が出やすい範囲とそうではない範囲を区別するようにしましょう。


  2. 最新版の「公衆衛生がみえる」で過去問の類似範囲を学習しましょう。
    よくまとまっております。


  3. 過去問や「公衆衛生がみえる」でカバーされない範囲もあるため、厚生労働省HP等の資料を用いて、出題範囲+これまで出題されていない分野でも重要な統計データを確認しておきましょう。


  4. 東大SPHシラバス、各先生方の教室HP、書物、論文、ネット上の記事やインタビューを用いて先生方のご専門内容や考え方を学びましょう。

試験戦略
シンプルに知識を問われているので、知っているか知らないかの部分が大きいです。

しかし、知らない知識を問われた時の対応として、上記の学習法4.で習得した各先生方の考え方を応用することで正解に至る確率が上がります。

また、Subjectの科目と併せて学習することで効率が上がるでしょう。

Basic Statistics

学部1年相当の統計学の基礎的な問題です。範囲としては狭いので、統計学で使ういくつかのフレームワークさえ身につければ得点源になります。

具体的に使った教材:
・過去問
・統計学演習(培風館)
・統計学入門(東京大学出版会)
・YouTubeやネット上のコンテンツ(検索すればすぐ見つかります)

学習法

  1. 統計学入門(東京大学出版会)やYouTube上のコンテンツで基礎的な内容をおさえましょう。


  2. 統計学演習(培風館)で学習して、手を動かしましょう。意外とわかったつもりでも、いざ解こうとすると手が動かなくなることに気がつくことができます。


  3. 過去問を解きましょう。ただし、必ず時間を計り、電卓を用いて手計算しましょう。本番の時間のなさを確認することや電卓の使用に手こずらないようにする必要があります。

  4. 最終的には過去問は即答できるくらいに復習しましょう。それが時間の節約につながります。

試験戦略
時間配分と計算ミスをなくすことに集中しましょう。そして、問題文はよく読みましょう。過去問と似ていると思っても、実は反対のことを聞かれていることがあるので注意が必要です。


統計検定2級の勉強はした方がいいのか?
内容が重なる範囲もありますが、異なる部分も少なからずあります。統計検定2級のための学習コンテンツは参考になります。

しかし、統計検定2級の試験用問題を必ずしも解く必要はないでしょう。それよりも過去問に注力した方がよいと考えます。

Subject

いくつかある公衆衛生の分野の中から規定の数を自由に選択できます。

最初から選択する分野を絞って勉強すれば、他の科目にリソースを割くことができますが、自分が選択するつもりであった分野が、本番で難問である場合もあります。

保険をかけたければ、少し余裕を持った分野数を勉強することも検討しましょう。ただし、これは時間的余裕がどの程度あるかや元々得意分野があるかなど、個人の背景因子によって最適解は異なるでしょう。

本番は時間がかなり不足するので、分野選択の戦略を事前によく考えておきましょう。

疫学、予防、調査法

具体的に使った教材:
・過去問
・わかりやすいEBNと栄養疫学
・はじめて学ぶやさしい疫学:日本疫学会標準テキスト

学習法
過去問と上記の教科書でかなりの範囲をカバーできます。調査法に関しては内容が社会疫学よりですが、通常の疫学の知識で対処できるものが多いです。問いに対する回答が比較的明確な分野であるため、勉強しやすいと考えます。

■統計

具体的に使った教材:
・過去問 
・統計学入門(東京大学出版会)

学習法
Basic Statisticsよりもだいぶ難しいですが、上記で学習すれば部分点は狙えます。統計が得意でない方には、高得点を目指すのは辛いかもしれません。

自身の得意不得意に応じて、この科目を選択しない方がよいと判断したのであれば、統計学はBasic Statisticsに注力すべきでしょう。

■教育

具体的に使った教材:
・過去問
・保健医療専門職のためのヘルスコミュニケーション学入門
・一目でわかるヘルスプロモーション:理論と実践ガイドブック

学習法
自分なりの答案を書いてみて、上記の書籍の内容と照らし合わせるとよいでしょう。疫学や統計学と異なり、どのような回答であれば何点になるのかが判断しにくい部分があります。

Basic Public Healthの内容とも重複することがあるので、記述が得意な方にとっては勉強しやすいかもしれません。

■精神保健

具体的に使った教材:
・過去問
・Lancetの精神保健関連の論文

学習法
例年英語での出題のため、精神保健に頻出の英単語を覚えましょう。ただし、それほど量は多くないです。

精神保健特有のフレームワークを過去問やLancetの論文から習得しましょう。ある程度の英語力と精神保健の知識があれば、問題としては難しくない印象があります。

■医事

具体的に使った教材:
・公衆衛生がみえる
・Newエッセンシャル法医学

学習法
知識を問う問題が多いため、Basic Public Healthと合わせて覚えましょう。法による解剖、感染症法、医療安全、臓器提供、虐待といった基本領域を中心に学習しましょう。知っていれば即答しやすいです。

■倫理

具体的に使った教材:
・入門・医療倫理Ⅰ

学習法
倫理特有の考え方を身につけるのに時間を要します。Basic Public Healthでは過去問の類題が出ますが、Subjectは過去問とあまり被らないため、広く学ぶ必要があります。

■情報

具体的に使った教材:厚生労働省HP上の資料

学習法
近年の問題の傾向と少し古いものの違いはおさえておきましょう。

厚生労働省HPで医療情報分野の資料を大まかに読みましょう。その時に、細かい知識というよりは、制度の大枠や考え方を学ぶ方が優先されます。

小論文

「公衆衛生上の課題と対策」について問われます。

自分が具体性を持って論述できるテーマがよいでしょう。また、自分の選んだテーマが東大SPHのどの分野とつながりがあるかを意識するとよいでしょう。

どの分野とも全く関わりのなさそうなテーマは避けるのが無難だと思います。なぜなら、それでは東大SPHを受験する意義が薄くなるからです。

そして、感想文にならないよう、根拠を引用しながら示すことが大切です。

最後に、首尾一貫して整合性がとれているかを確認し、読みやすさを高めることに注力しましょう。採点者の気持ちを考えれば自明なことです。

具体的に使った教材:
自信が無い方は、なんでもよいので基礎的な小論文の教科書さらっと読みましょう。

学習法
時間との戦いなので、本番を想定して何度か書く練習をしましょう。自分が書いたものを人に読んでもらうことを強く勧めます。また、時間をおいて自分で見直すことで気づけることもあります。

面接

本番はとても緊張します。素直に、誠実に、はきはきと受け答えすることが大切です。

学習法
公衆衛生を学ぶ動機や(他の大学・他の学部ではなく)東大SPHを受験する動機を明確化しましょう。

受験期に大変だったこと

臨床医をフルタイムでしていたため、時間の確保に苦労しました。職場で休み時間に統計の問題を解いていて、不思議がられたことを覚えております。自宅で勉強をしている最中に病院から呼び出しがあったことも大変でした。

それに加え、6月下旬まで論文のリバイス対応に追われていたことも辛かったです。

そのような状況ではありましたが、職場の方々には受験に向けて頑張っていることを認識していただき、病院での仕事を助けていただけたことは非常にありがたかったです。

入試の勉強自体については、まず出題範囲の把握に苦労しました。範囲が膨大であるため全貌を掴むのに時間がかかり、それがわからなかった時期は終わりが見えず不安でした。

そして、過去問の解答を作る作業に時間を要しました。できるだけ全ての問題に対して解答の根拠、ソースを自分で見つけにいくようにしました。骨の折れる工程でしたが、それをやったからこそ合格できた面もあると考えています。

最後に、運動不足と勉強のストレスから甘いものばかり食べてしまい、体重が5kg増えてしまったことがショックでした。

2次試験の面接のためにスーツを着たら、ジャケットのボタンとズボンのファスナーがきつくなっていました。席に座った時にボタンが弾けたらどうしようかと真剣に考えていました。

今になって思えば、適度にストレッチやウォーキングを取り入れた方が学習効率が上がるかもしれません。

受験生に伝えたいメッセージ

東大SPHに興味がある方はぜひ受験を検討してみてください。どの講義も先生方が本気で教えてくださり、非常に面白いです。

また、多様なバックグラウンドを持つ同期の方々のハイレベルなディスカッションを聞けることも学びが多いです。OBや先輩方からのサポートがあるのも非常に助かります。

受験は大変だとは思いますが、この記事で伝えた内容を実践していただければ高い確率で合格できると思います!

勉強を始めたばかりの時期は過去問の内容に不安になるかもしれません。しかし、毎日コツコツ積み重ねていけば、自信が少しずつ湧いてきます。

大事なことは、諦めずに最後まで一点でも上げられるように工夫することです。点滴穿石!

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シリーズ一覧

MPHシリーズ

  • vol.1 :【東大SPH受験】看護師から東大SPHへ - 志望から合格までの軌跡

  • vol.5:【東大SPH受験】妻とともに乗り越えた、2度の不合格から合格までの不橈なる軌跡

  • vol.18:

    (前編)【東京大学SPH受験】“臨床の限界”が導いた越境:若手理学療法士が目指す“健康が自走する社会”の構築
    (後編)【東京大学SPH受験】“臨床の限界”が導いた越境:若手理学療法士が目指す“健康が自走する社会”の構築

  • vol.22:【東京大学SPH受験】2か月弱で合格を掴んだ医師の過去問重視戦略術:専門医試験・論文執筆との両立

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