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【東大SPH受験】訪問診療医、東大SPHへー出産・育児と歩んだ、私の受験戦略 - vol.41
2025.12.23
出産1ヶ月後の不合格を経て、0歳児を育てながら2年目で東大SPHに合格した訪問診療医が、限られた時間でどう勉強し、モチベーションを保ったかを包み隠さず語ります。
子育てと仕事を両立させながらの具体的な学習時間の確保方法や、臨床医からPublic Healthへのキャリアチェンジを決断するまでの過程を余すことなく語り尽くします。
mMEDICI Library | ひらけ、叡智の扉
叡智の扉を、全ての人が開けるように——。
学びは、限られた豊かな人々だけの特権ではありません。
経済的困難に直面する人、地方で学習資源に恵まれない人、家事や育児・仕事に追われる人。
mMEDICI Libraryではそんな人々にこそ、最高の学びを届けるため、研究・キャリア・学習・受験のあらゆるテーマでパブリックヘルスの叡智を集めました。
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「ここを開けば、誰しもが悩みを解決できる」、そんなメディアを目指します。
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- この記事のまとめ
- この記事を読むと分かること
- この記事は誰に向けて書いているか
- 東大SPHをもっと深く知りたいあなたへ
- 執筆者の紹介
- 編集者
- 監修者
- SPHを受験しようと思ったきっかけ
- 祖母の孤独死から始まった「社会とつながる医療」への模索
- なぜ東大SPHを選んだか
- 通いやすさと“つながり続ける同窓コミュニティ”という魅力
- 受験対策でやったこと
- 単語 20 周と精読で鍛えた英語力──忙しい日々のスキマ勉強術
- 英語
- 統計学
- 公衆衛生学
- 小論文
- 面接試験
- 受験期に大変だったこと
- 転職・出産・育児と受験が重なった、怒涛の 2 年間
- 受験生に伝えたいメッセージ
- MPHの受験から、卒後のキャリア形成まで一気通貫のサポートならmJOHNSNOW!
- 【YouTubeラジオコンテンツ 耳から学ぶシリーズ】
この記事のまとめ
この記事を読むと分かること
子育てと仕事を両立させながらの具体的な学習時間の確保方法
1年目の失敗を活かした、科目別の効果的な対策法
臨床医からPublic Healthへのキャリアチェンジを決断するまでの思考プロセス
この記事は誰に向けて書いているか
子育てをしながらSPH(公衆衛生大学院)受験を検討中の方
一度不合格で、再度SPHを目指している方
出産前後で受験を考えている方
東大SPHをもっと深く知りたいあなたへ
受験のかたちは人それぞれ。東大SPHを目指す歩みには、十人十色の物語と、それぞれに合った勉強法があります。
大切なのは、自分自身にフィットする戦略を見出すこと――それこそが、合格への鍵となるのです。
ここでご紹介する体験記は、受験に向けた思考と準備のヒントに満ちています。
これから進む道の羅針盤として、ぜひ他の東大MPH受験記もあわせてご覧ください。
看護師から東大SPHへ:志望から合格までの軌跡(本記事)
執筆者の紹介
氏名:塚田 尚子
所属:在宅診療所勤務
経歴:2015年東京慈恵会医科大学医学部卒。東京慈恵会医科大学附属第三病院初期研修後、慈恵医大循環器内科学講座に入局。埼玉県立循環器・呼吸器病センター、慈恵医大葛飾医療センターにて循環器急性期診療に従事した中で、病院外での医療の重要性に気づき、2024年より在宅診療所にて訪問診療を開始。現在はACPや、経済格差による健康格差に興味がある。
編集者
氏名:菊池祐介
所属:mMEDICI株式会社
専門性:作業療法学修士。首都大学東京(現東京都立大学)・東京都立大学大学院を卒業後、病院勤務を経て専門学校・私立大学にて作業療法教育、地域共生社会の醸成に向けたリハビリテーション専門職の支援に関する研究に従事。現在は心身の健康とその人らしさの実現に向け、保険内外でのクライアント支援を展開している。作業療法の社会的意義向上を信念に、mMEDICI株式会社に参画。
監修者
氏名:廣瀬直紀
所属:mMEDICI株式会社
専門性:保健学博士・公衆衛生学修士。東京大学・東京大学大学院を卒業後、外資系製薬企業の疫学専門家として薬剤疫学・リアルワールドデータ研究を専門とする。日本・グローバルの双方で活動したのちに、全ての人がアクセス可能な一流の知のプラットフォームを作り、「知に繁栄を、辺野に豊穣を」実現すべく、mMEDICI株式会社を創業。
SPHを受験しようと思ったきっかけ
祖母の孤独死から始まった「社会とつながる医療」への模索
話は大学生時代までさかのぼりますが、祖母がクモ膜下出血で孤独死してしまったことをきっかけに、病院前救急や独居の高齢者の孤独死を防ぐための社会的取り組みに興味を持つようになりました。
厚生労働省で医系技官として働き、「社会制度を立て直したい」と息巻いていたこともありましたが、ヘルスケアビジネスが少しずつ社会に出てきた時代でもあり、「ものづくりや地域の活動を通して健康や医療を増進していきたい」という気持ちが生まれました。
初期研修医の頃にいくつかヘルスケア企業に話を聞きに行ったりもしましたが、資格のない若手医師には見向きもしてもらえませんでした。当時は「とりあえず専門医を取得するまでは病院で勤務しよう」と決め、循環器内科を専攻し大学病院で働きました。
後期研修医の頃は、カテーテル治療やTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)などのダイナミックな手術、心エコーなどの専門的な技術にふれてとてもワクワクしていましたし、「このままずっと専門性を貫いていくことも楽しいだろう」と思っていました。
在学中に博士論文となる臨床論文も書かせていただきましたが、心のどこかで「目の前の一人一人を救っていく臨床もとてもやりがいはあるけど、“やりたかった社会的なアプローチ”は、ずっとできないままになるだろう」そして、「同じ循環器の分野であっても、社会的なアプローチをすればもっと沢山の人を救えるのではないだろうか」という気持ちがありました。
後期研修が明け、医師として大学病院に勤務するようにになってからは、働いていた病院の地域柄もあり、生活保護の受給者など、経済的に恵まれない患者様と多く関わりをもつようになりました。
その現場では、経済的に余裕のない患者さんほど、症状が重いのに入院費を嫌がって入院を拒否されたり、処方通りに服薬しないといったことから、さらに重症化するといった負のスパイラルが生まれていました。
その経験から、もともと抱いていた病院前救急の分野ではなく、経済格差と医療リテラシーの関係性や、患者教育といった分野に関心がシフトしていきました。
とはいっても、忙しく過ぎていく日々の臨床の中では具体的なアプローチ方法が見出せず、さらに循環器内科医は“臨床ありきの世界”の印象でもあり、こういった公衆衛生分野に興味がある自分の将来像を十分に相談できる環境になく、同僚との目指したい将来像のズレに苦しんでいた時期でもありました。
この頃から「一度SPHに入学してじっくり考える機会がほしい」「同じように公衆衛生という分野で医療をよくしていきたいと思っている方々とつながりたい」と思い始めていました。
この頃から少しずつ具体的に自分に合った大学院を探したりするようになりました。(とはいえ、大学病院勤務の忙しさに追われ、具体的に願書を取り寄せたり受験勉強などの行動は起こせていませんでした。)
こうした思いを抱えたまま年月が過ぎ、医師9年目を迎えた頃のことでした。病院勤務での診療において患者さんの看取りが上手くいかなかったことをきっかけに、「在宅診療で患者さんと深く関わり合いながら看取りができれば、自分のスキルアップにもなるのではないか」と考えるタイミングがありました。
在宅診療はまさに、自分が携わりたかった「“病院外での医療”に直結している現場」でもあり、また、訪問診療所を立ち上げている知人の医師の“まちづくり”などの社会的な取り組みにも共感したことも後押しとなり、医師9年目で大学病院を辞め、在宅診療の常勤医として所属することを決意しました。
また、働く環境を在宅診療の現場に移したことで、長らく前進できていなかったSPHへの進学にもじっくりと向き合える余裕が生まれました。更に、転職先の病院はSPHの受験や入学に寛容で、SPHでの学びを活かせる現場としても十分な環境であったことから、SPH受験を決意するに至りました。
なぜ東大SPHを選んだか
通いやすさと“つながり続ける同窓コミュニティ”という魅力
大学院選びでは、聖路加SPHと東大SPHのいずれかで悩みました。両者を比べた時に、聖路加SPHは学費が高いことや、授業がすべて英語であることなどから、日本語で理解を深めて勉強できる東大SPHの受験を決めました。
その他にも、いくつか社会人大学院や海外SPHなどもあることは知っていましたが、働きながら子育てをして、夜間に通学・勉強するスタイルは「自分には到底無理だ」と思ったので、社会人大学院ではなく、日中に通えて、2年間でしっかり集中して取り組める大学院がいいと考えました。
また、卒業後も同窓の方々とのつながりが深いと聞いていたのも決め手でした。
さらに、受験内容について検討した時に、今までTOEFLの点数は高得点を取れたことがなく(65点前後)、入試要項としてTOEFLの点数が求められる大学院は難しいと感じていました。
その点において、東大SPHは英語の点数が最重視されているとはいえ、必要な能力は医療分野における英語のリーディング・ライティング力であるため対策が立てやすかったことと、英語以外の科目も合わせて他の受験者と競える点も、受験内容から見て東大SPHを選ぶ理由となりました。
受験対策でやったこと
単語 20 周と精読で鍛えた英語力──忙しい日々のスキマ勉強術
これからご紹介する受験対策の前提としてご理解いただきたいこととして、私は1年目に不合格を経験し、2年目で合格することができたため、合計2年間受験勉強をしているということです。また、受験期間中に転職、妊娠出産を経験していますので、産休や育休などで勉強できていた時間が多く、少し特殊な環境だと思います。
まず、自分の受験対策を時系列でお示しすると、以下のような過程をたどりました。
2024年
5月 大学病院→在宅診療に転職
6月 産休でお休み
7月 出産→育休
8月 1回目の受験 → 不合格
2025年
4月 復職
8月 2回目の受験 → 合格
ここからは、それぞれの受験科目について、受験対策に臨んだ2年間でどのように勉強したか、1回目の受験の反省点も含めてまとめます。
英語
受験対策1年目はとにかく統計学や公衆衛生学に時間を割いてしまい、英語に取り組み始めるのがかなり遅く(2024年6月くらい)、「こんなにも英単語がわからないものなのか」と絶望しました。
過去問を中心に解いたものの、どうして間違えたのか考察したり、理解できなかった文章を精読するようなことはせずに、“何となくの感覚”で解いてしまっていたように思います。
圧倒的な単語力不足がネックになっていたのもありますが、もう少し時間をかけて勉強すればよかったと反省しました。
英文読解は統計学や公衆衛生学と違って、少し調べたらすぐに答えが出てくるというわけではないため、復習することに多くの時間を要する必要があり、これを予測して受験計画を立てられていなかったことが、受験対策1年目の反省でした。
その反省を活かし、1回目の受験に落ちてからすぐ、2024年9月〜2025年3月頃まではひたすら英単語の学習に取り組みました。
使用した単語帳は「院単」というもので、受験を振り返ると、ここから出ていた単語は多いように感じました。ちなみに、私は単語帳をアプリに入れて使用しました。(Quizletというアプリに単語セットがダウンロードできて便利で使用していましたが、途中からフリーズするようになってしまったため、WordHolicというアプリに切り替えました)。
子供の寝かしつけの時間に100単語/日と決めてひたすら何周もしていました。「1単語にかける時間は2-3秒」と決めていて、とにかく単語に触れる機会を増やすようにしました。(実際に、単語帳を20周は学習したと記憶しています。)
とにかく数をこなし続けると、単語が出てきたら日本語が勝手に出てくるようになりました。どの単語帳を使用してもいいかと思いますが、どれか一つをしっかり使い切るようにして自信をつけるようにすることも大事かと思います。
1月頃からは、文法を勉強するために2-3冊の参考書(下記参照)を読み始めました。
また、医学研究領域の英語に慣れるために、Lancet Public HealthやBMJのEditorialを精読し、文法の理解を深めることに務めました。
ある程度、単語の語幹の意味を覚えていても、長い文章を読んでいると、どれが動詞なのかわからず文型が分からなくなる場面が多々あり、自分の文章読解が破綻していることに気づかされました。
この課題に対しては、ChatGPTを使用して文型を教えてもらいました。例えば、"address"が動詞なのか名詞なのかで文構造の理解が大きく変わるため、生成AIを活用することで、こうした文構造の理解を進めるために非常に有効でした。
これらの英語学習の方法は1年目で取り組まなかった勉強法でしたが、単語暗記とこの精読によってかなり力はついたように思います。
Editorial自体は20分~25分程度で読み切れるのですが、その後の精読には2-3時間を要しましたので、1週間あたり2-3本のペースで読解するようにしていました。
ご参考に、Lancet精読のノートの一部をご紹介します。


育休を終えて復職を迎えた4月頃からは、Lancet精読に区切りをつけて過去問を解くことに着手しました。復職の慌ただしい時期のため、まとまった時間を確保することが難しく、「この日は大問1をやる」「残りの日で解答解説を作りながら精読する」など調整しながら、過去問1年分を大体1週間ほどかけて行いました。
少し時間はかかりましたが、7月頃までに過去5年分の問題を2周することができました(それ以前の問題は出題傾向も変わっていたため1周)。わからないところは生成AI(ChatGPTやclaudeを使用)を活用して解決し、また、自分自身の解答を添削してもらうことで間違いを見つけ、理解を深めました。このように、生成AIの力を借りることで学習の速度を高めることに繋がったと感じています。
結果的に、1回目の受験と2回目の受験で英語の点数は数点しか上がらなかったのですが、このようにしっかりとした学習過程を経たことで、自信を持って試験に挑むことができたように思います。
統計学
統計学については、受験勉強時間を割けないことを見越して、1回目の受験の前年(2023年)10月頃から早めに対策を開始していました。
参考書としては「統計学演習」を使用して、基本問題・演習問題を2周解きました。受験においては「統計検定1級相当の力が必要」とは言われていますが、あまり出ない分野もありますので、「細かいところに時間をかけて1点を取りに行くよりは、他の勉強に力を入れたほうがいい」と考え、難しく感じる内容についてはあまり深入りせずにメリハリをつけることを心がけました。
早くから対策を始めていたこととで、1回目の受験までにある程度の問題を解けるようになっていたため、2年目の受験勉強では過去問の復習と問題集を1周し、わからなかったところを少し深堀って勉強する程度にしました。
公衆衛生学
参考書としては「公衆衛生がみえる」を使用しました。また、参考書にない知識を補うために厚生労働省のHPも調べるようにしました。知らなかったことは、その都度ノートアプリ(goodnotes)にまとめて見返すようにしていました。
このように、受験対策の1年目でしっかりとノートを作成していたので、2年目はその内容の復習と、知識の肉付けをするような形で進めました。
選択問題は、“公衆衛生”の知識が多く問われることを想定し、当該範囲に的を絞りしっかり勉強しました。(実のところ、得点開示したら2回目の受験の方が得点が低い結果となりました。あまり手を広げすぎるのもよくないのかも知れません。)
ただ、それ以外の範囲から出題された場合に対応できないという懸念があったため、2回目の受験に向けては医事法などの分野にも少し手を広げて対応しました。
記述問題について、やさしい疫学やヘルスコミュニケーション学入門などの参考書が非常に役に立ったという情報を得たため、2回目の受験に向けては以下の参考書を読み込んだ上で、過去問に着手しました。
小論文
小論文のテーマについて、ちょうど書きたかった内容があったので、それを論理的に展開できるよう、参考資料として厚生労働省の報告や、関連する論文を探して書き上げました。最初に仕上がったものは1,200字程度でしたが、少し削ぎ落として準備して本番は1,000字程度で挑みました。直前に自分で声に出して読んだり、AI音声に起こしたりして、音声データにしたものを聞きながら覚えました。
面接試験
一次試験の筆記に受からないと二次試験の面接にたどり着かないので、一次試験の合格を確認してから対策をしました。
「なぜ東大のSPHを選んだか」など冒頭で聞かれそうな想定質問についてはスラスラ答えられるように準備をしました。また、小論文に沿った内容をいくつか質問されると聞いていたので、自分の小論文に対して想定質問をいくつかピックアップして解答を作りました。
受験期に大変だったこと
転職・出産・育児と受験が重なった、怒涛の 2 年間
私は、転職・出産・受験が重なるという、少し特殊な状況での受験でした。
受験対策1年目は、育休中の期間であったため6月~7月にかけての1ヶ月程度は受験勉強が十分に確保でき、そこで勉強したいことは集中して行えた実感があります。
しかし、7月に出産してからは毎日が目まぐるしく過ぎ去り、なかなか集中して時間をとることができませんでした。受験の直前期は過去問を解くために少なくとも2-3時間は集中て取り組める時間を確保したいところでしたが、乳児の子育てをしているとその時間もなかなか取れず、過去問も時間を測りながら休み休み行っていました。
また、受験日は出産1ヶ月後の時期であり、身体が万全ではなかったり、試験科目の休み時間のたびに搾乳しなければならなかったりと、思い返せば受験当日は試験に集中するために身体的に整えることが全くできていなかったと思います。
ただ、前述したように受験準備期は十分に勉強することができたので、その経験が2回目の受験での合格につながったと思います。
受験対策2年目を振り返ると、0歳の子供を育てながら復職する中で、勉強時間を確保するということが大変でした。幸いにも、夜中はしっかり寝てくれる子だったので、子供が寝てから毎日2時間ほど勉強時間を確保していました。
とはいえ、毎日が自転車操業のような慌ただしい日々でしたので、夜間以外にまとまった時間を確保することはできませんでした。時には夫が協力してくれ、休みの日に3時間程度集中して勉強できたり日もあったのですが、日曜日に没頭して5時間も勉強することや、受験直前の1週間に大詰めする、といったことはできなかったように思います。
受験生に伝えたいメッセージ
SPH受験を目指している方々は、社会人で働きながら勉強をしている受験生が多いと思います。
そのため、どのように時間を捻出するか、いかに受験当日に照準をあわせ、モチベーションを維持してコンスタントに勉強し続けられるかがカギになってくるかと思います。
全ての科目において偏りなく実力を高め、維持するのは大変な事であると思います。しかし、苦手科目の対策ばかりに傾倒しすぎると、得意科目で点を落としてしまうという事もあるので、得意な科目でも週に1回は触れるなど自分なりのルールは作っておいたほうがいいかと思いました。
また、勉強した事について自信を持てるような工夫も大切と考えています。大学院受験の場合、他の受験生と比較して自分の学力を測る機会はなかなかないと思います。そのため、参考書を何冊読んだ、過去問を何周したといった自分なりの目安を決めることで、取り組んだことの積み重ねが見えるようにすることも大切と感じています(自分にはこの考え方が合っていたように思います)。
あまり周りに流されず、自分がこれと決めた勉強スタイルをブレずに貫いて欲しいと思います。勉強法が揺らいでしまうと学習の達成度合いが見えなくなり、自信につながるものが少なくなってしまう気がしますのです。
また、「SPHに入学できなくても大丈夫」という気持ちを持つことも大切かもしれません。研究は、SPHに行けなくとも、自分の意志さえあれば取り組めるはずです。
大学院受験に落ちてしまうと、まるで自分が否定されたような気持ちになりますし、「SPHに入らなければ、これ以上研究する資格なんてない」などとに思ってしまうかもしれませんが、決してそんなことはないですよね。
肩の力を抜いて、落ちたらまた頑張ればいいし、受かったら今が自分が進学するベストのタイミングだったんだと思ってほしいです。あまり自分を追い詰めすぎずに、頑張ってください。
補足
最後に補足にはなりますが、受験当日の具体的な話をひとつ。
受験の時期は8月ですが、私が受験した時の部屋はよく冷房がきいており、とても寒く感じました。安心して試験に臨むために、羽織ものを持参することもおすすめします。
また、会場に時計が設置されていない場合があるので、くれぐれも腕時計を忘れずに持参されることをおすすめいたします。
ちなみに、科目と科目の間で30分程度の休み時間があるのですが、結局10~15分前には参考書類はしまわなければいけないので、あまり復習できる時間がありません。参考書は厳選したものを持っていくので十分かと思います。
また、試験会場は通信環境があまり良くない場合があるため、オンラインストレージに保存している参考書は一度ダウンロードして、オフラインでも使用できるようにすることをおすすめします。
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