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【医療統計Q&A 教えて新谷先生】Vol.4:95%信頼区間ってどう理解すれば?

【医療統計Q&A 教えて新谷先生】Vol.4:95%信頼区間ってどう理解すれば?

2026.03.13

はじめに

「医療統計、これってどうなってるの?」

あなたはそんな疑問に悩まされたことはありませんか?

「医療統計Q&A 教えて新谷先生」では、医療統計の第一人者である新谷先生が、あなたが抱える医療統計の疑問を、驚くほどやさしく解説していきます。

医療統計の「なるほど!」を楽しみ、苦手だった医療統計をあなただけの武器にかえていきましょう。

このシリーズ記事を読み進めていけば、「医療統計、任せてよ!」という自信がムクムクと育っていくはずです。

今回の質問

95%信頼区間の本当の意味が、よく理解できていません。

新谷先生の回答

95%信頼区間について、「95%の確率で、真のパラメーターがこの区間に収まる」という解釈は完全にNGです。

95%信頼区間は、繰り返し様々な研究者がたくさんの研究を行い、個々の研究で信頼区間を求めた場合に、「“その全ての信頼区間のうちの95%が、真のパラメーターを含んでいるという区間”。それが95%信頼区間です。」としか説明することができません。

そのため、無理に解釈や説明をしようとせず、「この95%信頼区間を用いて、仮説検定を行うこともできる」という使い方を理解していただければと思います。

さて、なぜこのような説明の仕方をしなければいけないかというと、P値の頻度論の世界では、「真の値というのは、動かないもの」という絶対的な条件があるのです。「真の値は、神のみぞ知る」、けれども、「すでに決まっている値である」と。

そのため、95%信頼区間の説明で「95%の確率で真の値が入る」と表現すると、「真の値がランダムに動く変数で、区間自体が固定されたもの」という概念になってしまうのです。

これは、頻度論の立場からは許されない理論になります。「真の値はランダム変数ではない、動かないもの。だから確率では説明できない。」という解釈なのです。

一方で、ベイズ統計の理論ではそうではありません。ベイズ統計では、「真のパラメーターも確率的に分布する。」と考えますので、ベイジアンであれば、「95%の確率で真の値がこの区間に入ります」と説明してもよいことになります。

さて、それぞれの考え方の違いはさておき、まずは、冒頭で解説した95%信頼区間の使い方を理解していただければと思います。

※この記事はウェビナー「新谷先生のゼロから極める医療統計」のQ&Aを基に作成されています。

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