2026.10.19

【書籍紹介】仕事と家庭の両立に悩むあなたへ - 二児の母であり医師が選ぶ心を軽くするおすすめ本7選 - vol.13

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仕事と家庭の両立における理想と現実のギャップや、「母親だから」という社会規範との板挟みに悩み、日々精一杯になっていませんか?

二児の母であり専門医としてキャリアを歩んできた私も、両立の辛さに直面し、退職を検討するほど追い詰められた時期がありました。私は何か困った際には、本を通して先人の知恵に助けを求めることが多いです。育児においても仕事との両立においても、多くの書籍を心の拠り所にしてきました。

本記事では、抱え込みがちな心の負荷を軽くし、自分らしい生き方や家庭環境の整え方を見出すきっかけとなった書籍を紹介します。

読書は物事を自分とは違う視点で考える助けとなることを実感していますので、悩みを抱える方には、ぜひ読書時間を捻出してほしいと思います。その時間はきっと、ご自分とご家族の未来に向けた投資の時間になるはずです。

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この記事のまとめ

この記事を読むと分かること

  • 両立を楽しめるマインド作り

  • 子育てへの向き合い方

  • 家庭環境の整え方

この記事は誰に向けて書いているか

  • 仕事と家庭の両立に悩む方

  • 母親の負担は大きくて当然と感じている方

  • 日々をやり過ごすことに精一杯な方

書籍紹介シリーズ

vol.3:初心者のための臨床研究始め方 - 医学研究デザインおすすめ本9選 - 専門家が解説
vol.4:臨床研究の始め方から続け方まで - 論文執筆、統計からキャリアを学べるおすすめ本9選
vol.6:英語論文書き方からアクセプトまでのおすすめ書籍5選 - 大学教授が解説
vol.9:ケースレポート書き方おすすめ本5選 - 症例報告の始め方がわかる「業績への近道」と「臨床への熱狂」二つのアプローチ
vol.12:企業で働く医療職のためのおすすめ本7選 - 専門家からビジネスマンへ

執筆者の紹介

氏名:阪上茉衣
所属:大阪公立大学
経歴:学部生のうちに長男を出産し、子育てとの両立抜きにはキャリアを築いてこれなかった二児の母。放射線治療という分野の魅力に支えられて、約3年のブランクを挟みつつも専門医とPh.D.を取得。現在は肺癌診療ガイドラインの作成委員として携わりつつ、自身の専門性を更に高めたいと修練中。mJOHNSNOWに入会後、仕事と育児に取り組みながら自身の学びを続ける仲間の姿に大いに励まされています。

はじめに

両立という言葉ほど、理想と現実のギャップに当事者が悩むものは無いように私は思っています。

「どちらも立派に果たさないと」という圧が内からも外からも生じて、物理的な多忙さ以上に精神的な負担が大きかったのが、私がこれまでの両立生活を振り返って抱く感想です。

精神面での苦しさの多くは、知らず知らず染み込んだ社会規範によるものだと思っています。そのため、「働くために子どもを保育園に預けるなんて可哀想」論をはじめとした母親を苦しめる言説を、私は「呪い」と呼んでいます。

苦痛の原因を見つめる中で解呪が進みましたが、この状態に早く至れていたらもっと育児を楽しめたのにと、それまでの時間をもったいなく感じています。

だからこそ、両立に取り組む方々に、抱え込みがちな心の負荷を軽くしていただきたいという思いで書籍を選びました。

ただ、両立を語るうえで外せない概念が、生存者バイアスです。スーパー人材である著者の方々を前に、落ち込むこともあるかもしれません。

両立を達成したと自他が認めた後でないと、他者に有益な情報をお渡しできないので、まぶしく感じて当然ではあります。打ちのめされた気分になった時、私は植松努さんがTEDで話されていた「ただいま成長中」という言葉を思い浮かべます。

https://tedxsapporo.com/talk/hope-invites/

自分の「今」に問題を感じて、それを解決したいと捉えているということ。それ自体が、成長に不可欠な最初の一歩だと感じます。

紹介した書籍をきっかけとして、自分には仕事も家庭もどちらも大切だと、胸を張って歩みを進める方が増えてくれると嬉しいです。

1.「ひとりじゃない」を感じる

仕事をしながら母になる:「ひとりじゃないよ」心がラクになる思考のヒント

仕事をしながら母になる:「ひとりじゃないよ」心がラクになる思考のヒント

「女性だから/母親だから、仕方ない」

そう自分の感情に蓋をしないと、日々をやり過ごせないと感じたことはありませんか?

自分の辛さには構造的に説明可能な理由があったんだとハッとさせてくれたのは、コロナ禍において、日本に向けて積極的に情報発信をしてくださった内田舞先生です。

内田先生のジェンダーバイアスをテーマとした記事を読んで、知らず知らずのうちに「しずかちゃん」を理想の女性として内在化してきた自分に気付いた時は衝撃でした。

私が妻でなかったら、夫は専業主婦の妻に甲斐甲斐しく世話を焼いてもらってたのだろう…。そんな反実仮想な妄想のもと、仕事と家事育児の二重負担を長く背負っていました。

そんな当時の辛さが何によるものだったか、この本が解き明かしてくれたように思っています。本書内には、マムシェイミングやガスライティングなど、言葉そのものに耳馴染みはなくても、内容を読むと母親経験者は「あるある…」と納得する、母親が晒されやすいマイクロアグレッションも紹介されています。

臨床の場では、病名が付くことが、治癒に直接結び付かなくても、患者の心理的負担を和らげることがあると言われます。この本は、まさにそのような効果を私にもたらしてくれました。

「その言説はおかしい」と母親自身が気付けることが、社会規範という呪いを退けるための手段の一つだと考えています。

本書の一部、本人の頑張りだけではカバーできない女性であることによる機会損失を、強制的に捉え直すきっかけになったというエピソードが以下の記事内で紹介されています。

塩田さんは「これまで想像力も勉強も足りなかった自分を心から恥じました」と仰っています。けれど根底にある問題は、当事者にならないとその問題について考える機会が得られにくい日本の環境にあるのかもしれません。

そのため、この記事は「母」に該当しない方にも広くお読みいただきたい内容です。
https://gendai.media/articles/-/148466


本を読みたいけれど、なかなか時間が…という方は、こちらをぜひ。

特に、「心を守る方法」は即効性のある手立てと感じます。もっと早くにこの考え方を身につけておきたかった!と思うのが正直なところですので、この後悔は子育てに活かしたいと考えています。

子の「内的評価」をどう育てよう?は、本書を読んでから自問自答し続けています。
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-231023-00015589

何よりも、お二人が様々な困難を体験しながら自身のキャリアを着実に積んでいらっしゃる姿が、まぶしいと同時に大きな励みとなる本です。両立の大変さは多種多様ですが、「一人じゃない」と感じることで、心が軽くなるお母さん達が増えることを願います。

内田先生はこのmMEDICI Libraryでも「熱狂せよパブリックヘルスシリーズ」内に執筆されています。こちらの記事も多くの方にお読みいただきたい内容です。
【熱狂せよ、パブリックヘルス】科学と感情のあいだで:誤情報と偏見を越えるために- vol.5:内田 舞(ハーバード大学医学部准教授・マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長/小児精神科医)

研究者、生活を語る──「両立」の舞台裏

研究者、生活を語る──「両立」の舞台裏

職場の人の「生活サイド」はあまり分からない…。「仕事をしながら母になる」内でも、日本は職場にプライベートを持ち込まないことが言及されていますが、個々人の「生活」を27名の研究者がしっかりと言語化してくれた本です。

それぞれのエピソードに、研究者としてご活躍の方々にとっても、ケアとの両立は試行錯誤のうえ何とか成り立つものなんだと、エールをいただいた気分になります。

「一人じゃない」を27名の研究者のリアルから存分に実感できる本です。

「両立」という言葉を考えた時に、自分ごととして捉えることが多いのは女性で、両立に関する書籍も女性側の立場で書かれたものが多いです。そんな状況の中、本書では体験談を語ってくださる27名のうち、約半数の14名が男性であることが素晴らしいと感じます。

この本はmJOHNSNOWのスレッド内でフェローの方が紹介されていたことを機に手に取りました。お読みになった方々の感想を拝見すると、それぞれ心に残るポイントは異なっていて、「両立」という一単語で表現できても、その実情は一般化できないと思いました。

著者の方々が多様な環境の中両立に励んでらっしゃる姿に、外から見える姿だけでは判断できない・単純には比較できないことを実感します。

また、山根純佳さんは、ケアは「考えること」を要する営みのため、ケアを担う方は目に見える身体的な労働・時間だけでなく、頭もフル回転させていて大忙しだと記載されています。

まだ子どもの手がかかる時期のいっぱいいっぱい感を思い出して、非常に腑に落ちました。あんな修練には育児以外では取り組めないと、私は声を大にして言いたいです。

当事者が仲間の姿に勇気づけられることはもちろん、ケア負担の担い手が在籍する職場において、周囲が想像力を働かせるための一助になる本だと思います。

本書が生まれた背景や想いが伺えますので、担当編集者さんのインタビューも是非ご覧ください。編集されながら涙したと紹介される、安部芳絵さんによる締めくくりの二文には、私も涙すると共に大きな勇気をいただきました。https://www.rikelab.jp/post/11380.html

2.両立はママだけのものじゃない!

パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ! ママの社会進出と家族の幸せのために

パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ! ママの社会進出と家族の幸せのために

「女性の社会進出」ではターゲットが違う、「男性の家庭進出」に力を入れるべきという思いで書かれている本であり、読んでいて大変心強く感じました。

本書はnoteの連載が元となっており、著者の前田さんは今もnoteで発信を続けてくださっています。
https://note.com/events/n/n554cd7948c70(リンクは本書出版を記念して開催された、犬山紙子さんとのイベントレポートのものです。)

当時の男性育休取得率は7%だったそうで、大変な葛藤の中でのご選択を尊敬いたします。育休取得後に復帰した際の感想「仕事の方が楽じゃねーか・・・!」や、「仕事においても育児においても"指示待ちマン"はイケてません」は、もっと言ってやって!!!と思いながら読みました。

書籍内に紹介されている、東レ経営研究所が発表した「女性の愛情曲線」を目にしたことがある方も多いと思います。出産前後のパパの振る舞いは後々まで尾を引くという事象は、未婚男性にも転ばぬ先の杖として持っていて欲しい知識です。

さて、両立がここまでしんどいのは、日本の子育て支援制度が整っていないからだと思ったことはありませんか?

私もつい最近まで、そう思っていました。しかし日本の男性育休制度は、制度だけ見ればトップクラスなのだそうです。(参照:内閣府男女共同参画局)

それでもなお高く残る心理的ハードル…我々に染み込んだ社会規範は根強いです。

社会規範に則りながら「男女共同参画社会」で実現されるものは、長時間労働に勤しむ父親と、仕事と家庭の二重負担を担う母親です。その社会の中では「子を持たない」という選択は極めて合理的だと、我が子の愛しさに日々感謝し続けている私でさえ感じます。

その社会規範が、一体誰を幸せにしてくれるというのでしょうか?

「女性は家庭を守るべき」という規範を私は全然守っていませんが、それでも大丈夫だということを、我が子達が育っていく姿を見て実感しています。本書内では日本の「自己責任論」の強さにも切り込んでいらっしゃり、今まで言語化できなかったもやもやが晴らされたように感じました。

日本全体の社会規範が変容するまでには時間を要するでしょうが、家庭内のバランスについては、夫婦が共に納得する配分が見つけられるはずです。

本書を、夫婦間の話し合いのきっかけにされてはいかがでしょうか?

日本の社会規範について、家族全体で考えてみたいという方は、故・瀬地山角先生の東大公開講座をご覧になることをおすすめします。動画中では表示されないCMを検索して視聴しつつ、我が子達と楽しい学びの時間となりました。
https://youtu.be/AC3c6rA1jBk?si=ruFvKF9k_twWl7yM

3.子育ての〝正解〟からはずれていると感じた時に

正解がない時代の親たちへ 名門校の先生たちからのアドバイス

正解がない時代の親たちへ 名門校の先生たちからのアドバイス

著者のおおたとしまささんは中学受験に関する書籍を多く執筆されている方ですが、この本は中学受験に関する内容はわずかです。名門校の先生方の知見を紹介しながら、親としての態度を教えてくれる本です。

また、親も発展途上であることを肯定してくれます。長男の中学受験時におろおろしたからこそ出会え、当時も今も、私にとって大きな心の支えになってくれている一冊です。

本書は、『21世紀の「男の子」の親たちへ』と『21世紀の「女の子」の親たちへ』を元に、その2冊の内容を混ぜてエッセンスを濃縮したエッセンシャル版となっています。

「はじめに」が公開されていますので、よろしければご覧ください。https://allreviews.jp/review/5654

「はじめに」内に記載されている

人材育成的な発想で子どもを育てようとすると、子どもの自己肯定感は下がります。

という一文に、ぐさっとくる親御さんは多いのではないでしょうか?本書を読みながら、私自身もこう育てられたかった、と思いました。

なお、我が家は中学受験賛成派なのですが、中学受験に取り組まない場合に、子どもをアテンション・エコノミーの大量暴露に晒さず何に時間を使うか?という問いがあります。この問いに対して、我が家の共働き状態で良い代替案を思い付けなかったということも、私が中学受験を推す理由です。

うまくすれば「そこそこの知力と体力」そして「やり抜く力」を鍛える絶好の機会と紹介される受験勉強ですが、やり方を間違えて、「学ぶ」という行為自体を嫌いにならないように、と念じながら我が子に接しています。

全く自分ごとにできないまま臨んだ中学受験でしたが、結果として進学した私立の中高一貫校が長男には合っていたようです。今は目標を定めて勉学に励む姿を見て、長男は当時の「不正解」を事後的に「正解」に持っていけたのかな、と頼もしく感じています。

本書内に書かれている教育の定義

「教育」とは、「子どもの人格を尊重し、社会との関わりのなかでその人格を高め、幸せに生きていけるようにしよう」という子どもありきの発想

から外れないよう、我が子達を見守り続けていきたいです。

4.働く意義を見失った時に

働き方5.0:これからの世界をつくる仲間たちへ

働き方5.0:これからの世界をつくる仲間たちへ

中高生向けとして2016年に出版された「これからの世界をつくる仲間たちへ」の、リバイバル本です。

2020年に出版された本書を私が手に取ったのは、コロナ禍でのワンオペ育児に疲弊し、「このままの働き方じゃ駄目な気がする…」と悩みが深い時でした。当時はコロナ禍に伴う子どものみの在宅時間が増え、私が仕事を続けることが子ども達の害に繋がっているかもしれないという不安が高まっていました。

中学受験期の長男の不安定さも相まって、両立に際して精神的に最も辛かったのはこの頃かもしれません。実際に退職を検討した時もありました。

当時私は専門医取得前の社会人大学院生でしたが、自身の専門性を高めることを、本書を読むことで自分の人生の軸として初めて意識しました。

「専門性を高めたい」という意欲をもって眺めると、まだ専門性獲得には至っていないものの、両立のために自分が進んできた道筋は決して間違いではなかったと、自分自身で納得できました。これが、この本により得られた大きな効能だったように思います。

また、時間の捉え方が大きく変わりました。仕事と家庭を両立していく中、ワーク・ライフ・バランスを意識しない方はいないと思いますが、本書中では「ワーク・ライフ・バランス」は時間を切り売りする人の考え方だと述べられています。

育児に関してそのトレードオフに直面することが多いことは事実ですが、確かにワークとライフを切り分けて見ると、決められた枠内に時間を押し込めないといけないような、そんな窮屈さを感じてしまいます。更には、一方に時間を充てることが、もう一方の役割を十全に果たしていないという罪悪感につながるように思います。

当時の私は、どちらの時間も大きな罪悪感と共に過ごしていて、気が休まる時間というものがありませんでした。それを緩めてくれたのが、人生の一つの要素として仕事を捉える「ワーク・アズ・ライフ」という落合さんが提唱する考え方です。

自身の専門性を高めるために、私は勤務時間以外に結構な可処分時間を使っていますが、それは「生活のために我慢して行う仕事」では決してありません。自分がやりたいからやっていることです。

もちろん、その時間がすべて楽しいわけではありません。実際には余暇を削って取り組んでおり、負荷もかかります。それでも、誰かに求められて仕方なく差し出している時間ではなく、負荷を含めても自分の人生に置いておきたいと、自分で選んでいる時間です。

そして私は、自分のやりたいちょっとした無理を積み重ねていくことが、自分の枠を広げてくれるように気がしています。

家族の都合を加味したスケジュール調整に不自由さを感じることはありますが、自分のやりたいことに時間を使えていることに大きな幸せを感じています。気持ちの持ち方一つでこんなにも世界は変わって見えるのかと驚いています。

これは、「仕事をしながら母になる」の方で触れた、「内的評価」の話でもあると思います。働く意義を見失った時、あるいは自分がどこへ向かいたいのか分からなくなった時に、ぜひ手に取ってほしい1冊です。

元々が中高生向けということもあり、子育てに関するヒントも多く散りばめられています。特に「言語化能力」と「思考体力」については、私自身も身につけたいし、子ども達にも身につけて欲しい要素です。

この点を更に知りたい方は、お母様との共著である『「好き」を一生の「強み」に変える育て方』もお勧めします。
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5.日々追い立てられるように過ごす方へ

限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう使うか?

限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう使うか?

子育てと仕事の両立に悩む理由は、育児に手がかかる時期と、自身のキャリア形成にとって大切な時期が重なるからで、その世代にとって最も大切な資源は「時間」だと思います。

様々なライフハックを試してきた作者が、「世にはびこるタイムマネジメント術は近視眼的で役に立たない」と一刀両断しつつ書かれた書籍です。

何に時間を使うかは、自分の人生をどこに使うかということと同義です。ですが、日々の生活の中で我々は、人生の有限性をあまり意識しません。時間と共に、我々の注意力も有限だと述べられていて、見たくない現実を突きつけられた気分になりました。

この本のメッセージを一言で言うと、「今を生きよ」だと思っているのですが、同じメッセージ性を持つ以下の2冊と悩みました。

・DIE WITH ZERO
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・先送り0(ゼロ)―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術
https://amzn.asia/d/0bnyn6sR

DIE WITH ZEROはお金のウェイトが大きく、先送り0はメンタルにも効きますがノウハウがメインの書籍となります。

DIE WITH ZEROで紹介されている記憶配当の考え方はぜひ早めに取り入れて欲しいです。また、先送りが精神に及ぼす害に辟易している私としては、先送り0で紹介される方法が最も有用のように感じています。

「働き方5.0」を読み、専門性を高めたいという意欲を得たと書いていますが、その意欲だけでは全く思うように動き出せませんでした。そのためにしっかり動けていると自身が納得するための条件は、子どもの成長と共に手が離れ始めたことと、以下の3点です。

  • 嫌いなことのためにもう時間を使いたくない、と掃除を外注したこと

  • 学びのためのコンテンツが豊富、かつ学び続ける熱をフェローの方々と交換可能なmJOHNSNOWに入会したこと

  • 夜にやる気が出れば取り組む、という期待を捨てて朝活を始めたこと

まとめると「やらないことを決める」「仲間作り」「時間の先取り」です。

上記3冊はそのような仕組みを整えた後に読んだ本ですが、3冊の内容を照らし合わせても、この3点は理にかなっているように思います。

なお、私が「やりたいことにちゃんと取り組むためには先取りしかない」と朝活を始めたきっかけがあります。それは、『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか』の作者であるポール.J・シルヴィア博士の講演が紹介されているWebページです。
http://scienceandtechnology.jp/archives/6659

私は時間についても、お金と同様に消費・浪費・投資という目線で考えることがあります。

両立期は自由に使える時間そのものが少ないからこそ、その後の人生に活きる「投資の時間」を、少しでも確保することが大切だと感じています。ただ、人生には投資に該当する時間のみが重要というわけでは、もちろんありません。

本書の内容に関連して、以下の言葉を紹介させてください。(ダライ・ラマ14世の言葉として知った言葉ですが、実際は違うようで出典不詳です)

「人間は、将来を心配しすぎて、今を楽しまない。結局、今を生きていないし、将来にも生きていない。あたかも死が訪れないかのように生き、そして本当に生きることをしないまま死んでいく。」

自身が納得する時間の使い方が「今を生きる」につながるのだと思います。未来のためだけでなく、我が子達と過ごせる「今」を味わう時間も大切にしていきたいです。

6.パートナーとの関係性に悩んだ時に

不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方

不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方

最後は完全にノウハウ的な本です。

我が家における一番の夫婦の危機は2023年でした。その悩みの中で求めた本ですが、当時の我々はまさにタイトル通りの二人でした。本書により、自身の夫への接し方に反省することが多々ありました。もちろん、夫側に改めてほしい部分もたくさんあります。

表に出さず溜め込んでいたとしても、その不満は日々の不機嫌につながり、家庭内の空気を悪くしてしまいます。長らく溜め込んできたものを吐き出したことと、日々のコミュニケーションを見直したことで、夫と出会って20年の今が一番仲が良いと自負しています。

本書内では、「パートナーは親でもきょうだいでもない」と釘を刺されます。

「親しき仲にも礼儀あり」をお互い認識しながら過ごすことで、イライラすることがぐっと減りました。夫婦間であっても、「相手がやってくれて当たり前のこと」なんて一つもありません。

「報・連・相」をサボらないこと。そして、感謝の気持ちや気遣う態度もサボらないこと。

言葉にすると当たり前に感じるものかもしれませんが、日々暮らしを回していくためにおざなりになっていると思われる場合は、夫婦のコミュニケーションを見直してみてください。きっと、自分を含めて家族の笑顔が増えます。

紹介されるコミュニケーションのスキルは、夫婦間だけでなく他の場面でも役立つスキルが多いです。

本書の「おわりに」は"夫婦に正解はないけれど"という言葉で始まります。家庭がうまくいくための方法はそれぞれ違いますが、チューニングが欠かせないことは共通していると思います。

我が家の理想は、家族みんなが「気を遣わないとは気遣いの賜物」と思えるような家庭です。長い時間を過ごす家庭をより心地良いものにできるように、何か改善したいことがあればこの本にヒントが見つかるかもしれません。

7.一覧表「この悩みには、この1冊」

悩み/目的

まず開く1冊

「ひとりじゃない」を感じる

仕事をしながら母になる

研究者の「生活」サイドを知る

研究者、生活を語る

「両立はママだけのものじゃない」を考える

パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!

子育ての〝正解〟からはずれていると感じた時に

正解がない時代の親たちへ

働く意義を見失った時に

働き方5.0

日々追い立てられているように感じる時に

限りある時間の使い方

未来のために「今」を犠牲にしていると感じる時に

DIE WITH ZERO

やりたいことを先送りしてしまうと悩んだ時に

先送り0(ゼロ)

パートナーとの関係性に悩んだ時に

不機嫌な妻 無関心な夫

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・低価格なのに見切れないほど多くの講座が受講でき、どれも質が高いです(40代女性 大学研究者)

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【書籍紹介シリーズ】

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vol.4:臨床研究の始め方から続け方まで - 論文執筆、統計からキャリアを学べるおすすめ本9選
vol.6:英語論文書き方からアクセプトまでのおすすめ書籍5選 - 大学教授が解説
vol.9:ケースレポート書き方おすすめ本5選 - 症例報告の始め方がわかる「業績への近道」と「臨床への熱狂」二つのアプローチ
vol.12:企業で働く医療職のためのおすすめ本7選 - 専門家からビジネスマンへ