
私たちは、どんな親のもとに生まれ、どんな家庭で育つかを選ぶことができません。では、その「運任せ」の子ども時代は、大人になってからの健康にどこまで影を落とすのでしょうか。
幼少期の逆境体験の数が増えるほど、うつや依存症のリスクが積み上がっていくことを示したACE研究は、健康を「いまの生活習慣」だけで語ることの限界を教えてくれます。
さらに、第二次世界大戦やルーマニアの独裁政権といった歴史上の悲劇が明かしたのは、胎児期・幼児期の環境の刻印が、エピジェネティクスや脳の発達を通じて生涯残るという驚くべき仕組みでした。
本稿では、胎児期から高齢期までを一本の線でつなぐ「ライフコース疫学」の視点から、健康格差の根深さと、それでも希望が残る理由を見ていきます。
連載記事「元官僚の医療経済学者、健康格差を科学する」は、“社会が人の健康にどんな影響を与えるのか”をやさしく読み解くシリーズです。
過労死で父を亡くし、東京大学経済学部を卒業後に厚生労働省の官僚となり、そしてハーバードSPHを経て医療経済学・社会疫学の研究者となった著者が、社会疫学という学問を一歩ずつ紐解いていきます。
仕事の合間に。夜勤明けに。育児のスキマに。「健康は、個人の責任ではないかもしれない」と気がつける、そんな学びをお届けします。
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ACE研究が明らかにした、幼少期の逆境体験と成人期の健康リスクの関係
胎児プログラミング仮説・DOHaD仮説と、それを支えるエピジェネティクスのメカニズム
脳の発達における「感受期」の存在と、健康格差の解消に一世代を要するというライフコース疫学の含意
生活習慣の改善だけでは説明しきれない健康格差の背景を、根本から理解したい方
子どもへの投資や早期介入の重要性を、科学的な根拠とともに語れるようになりたい方
ライフコース疫学の古典的研究から最新研究までを一気に押さえたい方
vol.1:経済学部卒の官僚が、ハーバードSPHを卒業して社会疫学者になるまで
vol.2:エリートほど長生きする?! 教育こそ最高の予防医療である
vol.3:お金で健康は買えるのか? 格差社会の健康科学
vol.4:労働は健康に悪い - 「人生100年時代」の不都合な真実
vol.5:図書館があると健康になる? - 大規模データでひも解く、「住む街」と健康の関係とは
vol.6:人付き合いが多いほど風邪を引きにくい? - 「人とのつながり」と健康を科学する
vol.7:「ソーシャルキャピタル」が長寿の秘密? - 「地域のつながり」という見えないインフラ
vol.8:人生は、最初の1000日で決まる?- 胎児期から紐解く「ライフコース疫学」の衝撃(本記事)
氏名:佐藤豪竜(https://x.com/koryu0610)
所属:慶應義塾大学総合政策学部 専任講師
自己紹介:経済学博士、公衆衛生学修士。専門は社会疫学、医療経済学。東京大学経済学部を卒業後、厚生労働省に入省。保険局、老健局、総理大臣官邸等で12年間社会保障政策の企画立案に携わる。ハーバード大学公衆衛生大学院に留学後、京都大学を経て、現職。1986年生まれ、北海道札幌市出身。

私たちは、子ども時代の環境を自分で選ぶことができません。どんな親のもとに生まれ、どんな家庭で育つかは、まったくの運任せです。
それでは、幼少期に経験したつらい出来事は、大人になってからの健康にどれくらい影響するのでしょうか。この問いに真正面から取り組んだのが、社会疫学における記念碑的な研究として知られる「ACE研究」です。
ACEとは、Adverse Childhood Experiences(幼少期の逆境体験)の頭文字を取ったものです。米国の医師ヴィンセント・フェリッティらは、サンディエゴの健診クリニックで健康診断を受けた9,508人(平均年齢56.1歳)を対象に、子ども時代の逆境体験と成人期のライフスタイルや病気との関係を調べました (Felitti et al., 1998)。
ここで彼らが「逆境体験」として尋ねたのは、心理的虐待、身体的虐待、性的虐待、家族のアルコール・薬物中毒、家族の精神疾患、母親への暴力の目撃、家族の受刑といった、七つの項目です。
例えば「あなたの親や成人した家族が、あなたを罵る、非難する、嫌がらせを言うことが頻繁にありましたか」といった具合に、かなり踏み込んだ質問が並びます。
驚くことに、性的虐待を受けたと答えた人は22.0%、家族にアルコール・薬物依存の人がいたと答えた人は25.6%にのぼりました。決して珍しい体験ではないのです。
この研究の巧みなところは、逆境体験を「あったか・なかったか」ではなく、「いくつ重なったか」という数で捉えた点にあります。人生早期のストレスは単発で終わることは少なく、往々にして複数が折り重なって降りかかります。
逆境体験の数を0個、1個、2個、3個、4個以上と段階的に分け、それぞれの群で成人期の健康アウトカムを比較したのです。
結果は明快でした。逆境体験の数が増えるほど、あらゆる健康リスクが高まっていったのです。逆境体験がまったくない人を基準(オッズ比1.0)とした時、喫煙や重度の肥満といったリスクのある健康行動は、逆境体験が4個以上ある人で2倍前後まで上昇しました。
さらに衝撃的だったのが、メンタルヘルスや依存症との関連です。逆境体験が4個以上ある人は、うつのリスクが4.6倍、アルコール依存のリスクが7.4倍、そして自殺企図のリスクにいたっては12倍以上にまで跳ね上がっていました。
子ども時代に積み重なったつらい経験が、数十年の時を超えて、大人になってからの心の健康に影を落としているのです。

とはいえ、一つの研究だけでは、その地域や集団に特有の偶然の結果である可能性を否定できません。そこで、これまでのACE研究37本、253,719人分のデータを統合して分析したメタアナリシスをご紹介します (Hughes et al., 2017)。
この統合分析でも、幼少期の逆境体験を持つ人は、実に幅広い健康問題のリスクが高いことが確認されました。身体不活動が1.25倍、糖尿病が1.52倍、心血管疾患が2.07倍、がんが2.31倍、喫煙が2.82倍。そして問題のある薬物使用は10.22倍、自殺企図は30.14倍という結果です。
生活習慣病から精神疾患、さらには暴力の加害・被害にいたるまで、子ども時代の逆境はその後の人生のあらゆる側面に暗い影を投げかけていました。
日本のデータでも同様の傾向が確認されています。日本老年学的評価研究(JAGES)のデータを用いた研究では、1948年以前に生まれた65歳以上の高齢者17,412人を対象に、18歳までの逆境体験と認知症の関係が調べられました (Tani et al., 2020)。
日本の高齢者では、親の死亡(22.6%)やネグレクト(12.2%)を経験した人が多いという特徴が見られましたが、分析の結果、逆境体験が3個以上ある人は、まったくない人に比べて認知症の発症リスクが2.2倍高いことが明らかになりました。
子ども時代の逆境が、高齢期の認知症にまで関わっている可能性があるのです。
こうした一連の知見を、フェリッティらは「ACEピラミッド」という図に整理しました。土台となる幼少期の逆境体験が、成人期の社会的・情緒的・認知的な障害を生み、それが不健康な行動や病気につながり、最終的には早すぎる死へと至る──というライフコース全体を貫く構図です。

ここまで読むと、幼少期の逆境は百害あって一利なし、と感じられるかもしれません。しかし話はそう単純ではありません。ある逆境を経験した人が、その後もう一度ストレスにさらされたとき、いったい何が起きるのでしょうか。
考えられるシナリオは二つあります。
一つは、逆境によって心が脆くなり、次のストレスに対してさらに弱くなるという「相乗効果」。もう一つは、逆境を乗り越えた経験がむしろ免疫のように働き、次のストレスに対して頑強になるという「相殺効果」です。
アメリカの成人2,398人を対象に、これまで経験した37種類の逆境の数とウェルビーイングの関係を調べた研究があります (Seery et al., 2010)。すると興味深いことに、心理的苦痛やPTSD症状は、逆境がまったくない人よりも、「ほどほどに」逆境を経験した人のほうが低いというU字型の関係が見られました。
生活満足度も同様で、少しの逆境を経験した人が最も高くなっていました。まったく逆境のない人生よりも、適度な困難を乗り越えた人生のほうが、人を精神的に強くするのかもしれません。

この「逆境が人を強くする」現象は、日本の被災地でも確認されています (Inoue et al., 2019)。
東日本大震災で被災した宮城県岩沼市の65歳以上の高齢者580人を調べたところ、幼少期に逆境体験がある人のほうが、震災によるPTSDのリスクがむしろ低かったのです。子ども時代につらい経験を乗り越えた人は、大人になってから大きな災害に見舞われても、心の回復力(レジリエンス)を発揮できたと解釈できます。
もちろん、これは逆境を積極的に推奨するという話ではありません。度を越した逆境が有害であることは、先ほどのACE研究が示すとおりです。ただ、人間の心には逆境から学び、立ち直る力が備わっているという事実は、私たちに希望を与えてくれます。
子ども時代、さらには生まれる前の環境が、なぜ数十年後の健康にまで影響を及ぼすのでしょうか。この謎を解く手がかりを与えてくれたのが、英国の疫学者デイヴィッド・バーカーです。
1980年代から90年代初頭にかけて、「低出生体重で生まれた子どもは、成人期に糖尿病や高血圧、高脂血症などを発症するリスクが高い」という報告が相次ぎました。バーカーは、子宮内で低栄養にさらされた胎児が、「胎児プログラミング」によって栄養を蓄えやすい体質を獲得すると考えました。
この仕組みは、進化の観点から見ると理にかなっています。母親が飢えている環境で育つ胎児は、「生まれてくる世界も食糧が乏しいのだろう」と予測し、少ないカロリーでも生き延びられるよう、栄養を蓄積しやすい「倹約体質」を身につけます。
ところが、実際に生まれてみると栄養が豊富な環境だった場合、この倹約体質はかえって仇となります。相対的に過剰栄養の状態となり、メタボリックシンドロームや心疾患のリスクを高めてしまうのです。
いわば、生まれる前の「予測」が外れることで、健康が損なわれるという皮肉な構図です。

実際、バーカーらの研究では、出生体重が低いほど、成人後の心血管疾患による死亡率が高いという関係が示されました (Osmond et al., 1993)。
この胎児プログラミング仮説を裏づけたのが、「オランダ飢饉」という歴史の悲劇でした。第二次世界大戦末期、ナチスドイツによる食糧封鎖によって、オランダの食糧事情は極端に悪化しました。
当時の妊婦が一日に食べられたのは、パン2切れとジャガイモ二つ程度、わずか400~800kcalだったといいます。
この飢饉は、皮肉にも「自然実験」としての条件を備えていました。飢饉には明確な始まりと終わりがあり、母体の中で飢饉にさらされた時期が人によって異なっていたからです。
ある研究では、胎児期のどの時期に飢饉を経験したかによって、その後の心疾患リスクを比較しました (Roseboom et al., 2000)。すると、妊娠初期に胎児として飢饉を経験した人は、成人後の冠状動脈性心疾患の罹患率が最も高くなっていました。
人体の設計図が描かれる妊娠初期こそ、栄養環境の影響を最も強く受ける時期だったのです。

その後、ピーター・グラックマンとマーク・ハンソンは、バーカーの仮説を低出生体重とメタボリスクの関係にとどまらず、より広く一般化しました (Gluckman & Hanson, 2004)。
発達期の個体に、環境に適応した変化が生じ、それがその後の環境と「ミスマッチ」を起こす場合、成人期に様々な疾患の源となるという「発達起源(Developmental Origin of Health and Disease, DOHaD)仮説」です。
生まれる前・生まれた直後の環境が、生涯の健康を左右するという考え方は、いまや医学・公衆衛生の常識となりつつあります。
DOHaD仮説に関する最新かつ最も鮮やかな証拠が、2024年Science誌に掲載されました (Gracner et al., 2024)。舞台は戦後のイギリスです。第二次世界大戦中から続いていた砂糖の配給制限が、1953年9月に終了しました。
この配給終了の直前と直後に受胎・出生した人々を比較することで、人生早期の砂糖摂取が後の健康に与える影響を検証できるというわけです。
配給が終わると、イギリス国民の砂糖消費量は一気に倍増しました。研究者たちはUK Biobankの60,183人のデータを分析し、受胎から2歳までの「最初の1000日」に砂糖制限を経験した人ほど、成人後の2型糖尿病や高血圧のリスクが低いことを明らかにしました。
生後間もない時期に甘いものを控えることが、数十年先の生活習慣病を防ぐ。これほど具体的で説得力のある知見はなかなかありません。
それにしても、胎児期のわずかな期間の環境が、どうやって何十年も体に「記憶」されるのでしょうか。その鍵を握るのが「エピジェネティクス」です。
エピジェネティクスとは、DNAの塩基配列(A・T・C・G)そのものは変えずに、化学的な修飾によって遺伝子のスイッチのオン・オフを制御する仕組みのことです。代表的なものが「DNAのメチル化」で、これによって特定の遺伝子の働きが抑えられます。
先ほどのオランダ飢饉を経験した人々を追跡した研究では、胎児期に飢饉にさらされた人は、代謝と深く関わるIGF-2という遺伝子のメチル化が、成人後になっても5.2%低いままだったことが報告されています (Heijmans et al., 2008)。
生まれる前に刻まれた「化学的な傷跡」が、数十年後も体に残り続けていたのです。エピジェネティクスは、人生早期の環境が生涯の健康を決定づける、その分子レベルのメカニズムを教えてくれます。
人生早期に重要なのは、栄養だけではありません。養育者との情緒的なつながり、すなわち「愛着(アタッチメント)」も、子どもの発達に決定的な役割を果たします。
英国の精神科医ジョン・ボウルビィは、幼少期に養育者との間で形成される愛着が、生涯にわたるパーソナリティや社会適応に影響するという「アタッチメント理論」を提唱しました。施設児や戦争孤児のように、母性的な養育を奪われた子どもには、心身の発達の遅れや歪みが多く見られたのです。
この理論の重要性を、痛ましい形で証明することになったのが、ルーマニアの歴史です。共産党政権の独裁者チャウシェスクは、国の生産性を高めるために人口増加計画を立案しました。
産婦人科医を「月経警察」に任命して妊娠可能な女性を毎月検診させ、避妊と中絶を禁止し、子どもの少ない家庭には課税しました。その結果、貧困による児童遺棄が相次ぎ、クーデターによって政権が崩壊した1989年時点で、約10万人もの子どもが劣悪な国営施設に収容されていたのです。
施設では、一人ひとりの子どもに愛情を注ぐ余裕はなく、ネグレクトが横行していました。
この悲劇を受けて、「ブカレスト早期介入プロジェクト」という画期的な研究が2000年に始まりました。これは、施設で育つ乳幼児を無作為に2群に分け、一方(介入群)は質の高い里親家庭に移し、もう一方(対照群)は施設養育を続けるというランダム化比較試験です。さらに、一度も施設に入らず家庭で育った子どもとも比較されました。
結果は、養育環境の力をまざまざと示すものでした。介入前の脳波を測定すると、施設で育った子どもの脳は、覚醒時に出るアルファ波・ベータ波が少なく、催眠時に出るシータ波が多い、いわば「まどろんだ」状態にありました (Marshall et al., 2004)。
そして知能検査(IQ)では、里親家庭に移された子どものIQは施設に残った子どもより高くなり、家庭で育った子どもとの差を縮めていったのです (Nelson et al., 2007)。
このプロジェクトが明らかにしたもう一つの重要な事実は、「介入のタイミング」の決定的な重要性です。里親家庭に移された時期別にIQを見ると、生後18カ月までに移された子どものIQは高く保たれていましたが、24カ月、30カ月と移行が遅れるほどIQは低くなっていました。
さらに8歳時点の脳波を調べると、生後24カ月までに里親に出された子どもの脳波は、一度も施設に入っていない子どもと違いがなかった一方、24カ月以降に移された子どもの違いは持続していました (Vanderwert et al., 2010)。

つまり、脳の健全な発達には「感受期」とも呼べる限られた期間があり、その締め切りはおよそ生後24カ月あたりにあるらしいのです。
この時期を逃してから手を打っても、失われた発達を完全には取り戻せない可能性がある。裏を返せば、幼い子どもへの早期の介入がいかに重要かということを、この研究は教えてくれます。
ここまで見てきたように、健康は一時点の生活習慣だけで決まるものではなく、胎児期から始まる長い人生の積み重ねによって形づくられます。こうした視点を体系化したのが「ライフコース疫学」です。
ダイアナ・クーとヨアフ・ベンシュロモは、これを「胎児期、幼少期、思春期、青年期、その後の成人期における物理的・社会的な曝露による、成人期以降の疾病リスクへの長期的影響に関する学問」と定義しました (Ben-Shlomo & Kuh, 2002)。
ライフコースの視点は、健康格差の根深さを浮き彫りにします。子ども時代の環境が、エピジェネティクスや脳構造の変化を通じて生涯にわたって影響を残すのだとすれば、いま生まれてくる子どもたちの健康を守る取り組みが実を結ぶのは、その子たちが大人になる何十年も先のことになります。
WHOの「健康の社会的決定要因に関する委員会」は、最終報告書に「一世代のうちに格差をなくそう」という象徴的なタイトルを掲げました。これは裏を返せば、健康格差をなくすには少なくとも一世代はかかる、という覚悟の表明でもあります。

ライフコース疫学が教えてくれるのは、健康対策には即効性を期待できない領域があるということ、そして、だからこそ人生の早い段階への投資が、長い目で見れば最も費用対効果の高い介入になりうるということです。
子どもへの投資は、政治家にとって票になりにくく、成果が見えるまでに時間もかかります。しかし、生まれた環境という「運」がその後の一生を左右してしまう社会よりも、どこで生まれても健やかに生きられる社会のほうが、きっと私たちの望む姿でしょう。
人生の最初の1000日、そして子ども時代への眼差しを、私たちはもっと大切にしていくべきです。
Ben-Shlomo, Y., & Kuh, D. (2002). A life course approach to chronic disease epidemiology: Conceptual models, empirical challenges and interdisciplinary perspectives. International Journal of Epidemiology, 31(2), 285–293. https://doi.org/10.1093/ije/31.2.285
Felitti, V. J., Anda, R. F., Nordenberg, D., Williamson, D. F., Spitz, A. M., Edwards, V., Koss, M. P., & Marks, J. S. (1998). Relationship of childhood abuse and household dysfunction to many of the leading causes of death in adults. The Adverse Childhood Experiences (ACE) Study. American Journal of Preventive Medicine, 14(4), 245–258. https://doi.org/10.1016/s0749-3797(98)00017-8
Gluckman, P. D., & Hanson, M. A. (2004). Developmental origins of disease paradigm: A mechanistic and evolutionary perspective. Pediatric Research, 56(3), 311–317. https://doi.org/10.1203/01.PDR.0000135998.08025.FB
Gracner, T., Boone, C., & Gertler, P. J. (2024). Exposure to sugar rationing in the first 1000 days of life protected against chronic disease. Science, 386(6725), 1043–1048. https://doi.org/10.1126/science.adn5421
Heijmans, B. T., Tobi, E. W., Stein, A. D., Putter, H., Blauw, G. J., Susser, E. S., Slagboom, P. E., & Lumey, L. H. (2008). Persistent epigenetic differences associated with prenatal exposure to famine in humans. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 105(44), 17046–17049. https://doi.org/10.1073/pnas.0806560105
Hughes, K., Bellis, M. A., Hardcastle, K. A., Sethi, D., Butchart, A., Mikton, C., Jones, L., & Dunne, M. P. (2017). The effect of multiple adverse childhood experiences on health: A systematic review and meta-analysis. The Lancet. Public Health, 2(8), e356–e366. https://doi.org/10.1016/S2468-2667(17)30118-4
Inoue, Y., Stickley, A., Yazawa, A., Aida, J., Kawachi, I., Kondo, K., & Fujiwara, T. (2019). Adverse childhood experiences, exposure to a natural disaster and posttraumatic stress disorder among survivors of the 2011 Great East Japan earthquake and tsunami. Epidemiology and Psychiatric Sciences, 28(1), 45–53. https://doi.org/10.1017/S2045796017000233Marshall, P. J., Fox, N. A., & Bucharest Early Intervention Project Core Group. (2004). A comparison of the electroencephalogram between institutionalized and community children in Romania. Journal of Cognitive Neuroscience, 16(8), 1327–1338. https://doi.org/10.1162/0898929042304723
Nelson, C. A., Zeanah, C. H., Fox, N. A., Marshall, P. J., Smyke, A. T., & Guthrie, D. (2007). Cognitive recovery in socially deprived young children: The Bucharest Early Intervention Project. Science, 318(5858), 1937–1940. https://doi.org/10.1126/science.1143921
Osmond, C., Barker, D. J., Winter, P. D., Fall, C. H., & Simmonds, S. J. (1993). Early growth and death from cardiovascular disease in women. BMJ, 307(6918), 1519–1524. https://doi.org/10.1136/bmj.307.6918.1519
Seery, M. D., Holman, E. A., & Silver, R. C. (2010). Whatever does not kill us: Cumulative lifetime adversity, vulnerability, and resilience. Journal of Personality and Social Psychology, 99(6), 1025–1041. https://doi.org/10.1037/a0021344
Tani, Y., Fujiwara, T., & Kondo, K. (2020). Association Between Adverse Childhood Experiences and Dementia in Older Japanese Adults. JAMA Network Open, 3(2), e1920740. https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2019.20740
Vanderwert, R. E., Marshall, P. J., Nelson, C. A., Zeanah, C. H., & Fox, N. A. (2010). Timing of intervention affects brain electrical activity in children exposed to severe psychosocial neglect. PloS One, 5(7), e11415. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0011415

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